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2021.05.26 越智 一将

新築戸建ての年間ランニングコストは?マンションとの比較も!

家を買う お金のこと

 

こんにちは。COZYの越智です。

 

そろそろ自分の家を建てたいなーと考えたとき、まず気になるのは資金面。

COZYでは無理のない金額でローンを返済することをおすすめしていますが、光熱費や将来のメンテナンス費用も頭に入れておくと備えができます。

 

今回は新築戸建てのランニングコストについて、マンションの場合と比較しながら、節約のコツもご説明します!

 

新築戸建てのランニングコストって何にどのくらいかかるの?

それではまず、新築戸建てのランニングコストとして、固定資産税や火災保険料、光熱費、メンテナンス費で見ていきましょう。

 

固定資産税

賃貸から新築戸建てへ移った方は固定資産税の負担が意外と大きいと感じるようですね。

「今までかかっていなかったお金」という感覚もあるためだと思います。

 

固定資産税は土地や建物の評価額によって上下します。

参考までに、札幌市内で新築戸建てを持つ人の平均額を挙げると、14~15万円あたりかなと思っています。

 

税額は土地と家屋の評価額に応じて算出されますが、家屋は年々価値が下がる一方なのに対し、土地は地価の上下とともに変動します。

ですから年数が経って周囲に商業施設などが増え、交通の便もよくなると土地の評価が上がるので、固定資産税も上がる可能性があるのです。

 

ちなみに会社の先輩方の中に中央区の実家で二世帯住宅のような形で住んでいる人がいますが、このお家では年間23万円くらいの固定資産税を払っているそうです。

一括じゃなくて4分割で払うこともできますが、それでも一度に4~5万出ていくお金って大きく感じてしまいますね。

 

こちらの記事では実際のケースを例にあげながら新築の固定資産税について解説しています。ぜひ参考にしてください。

札幌市・川口家の実例あり!新築戸建の固定資産税を上手に支払う方法

 

火災保険料

一般的な木造住宅では10年間で約30万1000円というところ(建物金額1800万円の場合)。

補償範囲を広げるかどうか、特約をつけるかどうかで金額が変わってきます。

 

必要だと判断するならば、火災保険だけでなく地震保険にも加入しておくと安心です。

 

メンテナンス費用

せっかく買った新築一戸建てですから、長く快適に住めるようにするにはメンテナンスが必須。

 

その中でも金額が大きくなるところというと外壁ですね。

一般的には10年ごとに100万円弱かかるといわれています。

 

外壁そのものの補修に加え、外壁材の継ぎ目を埋めるコーキングの補修や高所作業のための足場代も含んでいます。

 

光熱費

電気やガス、灯油といったインフラを利用するための費用もランニングコストの一つです。

皆さん月々当たり前に払っていると思いますが、ランニングコストの大部分を光熱費が占めています。

 

特に暖房や給湯設備に関しては、オール電化なのか、電気とガス、あるいは灯油を組み合わせて使うかどうかで金額に差がつきます。

 

ガスは都市ガスかプロパンガスかによっても異なり、電気とガス、あるいは電気と灯油をセット販売している会社もありますね。

 

当社が持っているシミュレーションデータによると、下記のような目安となっています。

 

  • ガスと電気を併用する暮らし…年間31万1,700円
  • オール電化…33万9,900円
  • 電気と灯油を併用する暮らし…年間33万700円

 

それぞれのメリット・デメリットはここでは割愛しますが、COZYでは通常、電気とガスの組み合わせをおすすめするケースが多いです。

 

一戸建ての光熱費については、「一戸建てのガス代平均は?おすすめの熱源と節約のコツ」でも詳しく解説しています。

併せてご覧ください!

 

 

以上から、新築戸建ての年間ランニングコストを非常にざっくりと算出してみましょう。

固定資産税などは年々変わっていきますが、とりあえず上で挙げた数字を使います。

 

  • 固定資産税:15万円
  • 火災保険料:約30万円÷10年=約3万円
  • メンテナンス費用(外壁):約100万円÷10年=約10万円
  • 光熱費(ガス・電気併用):約31万円

 

以上を足すと59万円≒60万円くらいと考えられます。

 

新築戸建てと比較してマンションのランニングコストは?

それではマンションを購入した場合はどうでしょう。

新築戸建てと比較して、一般に高いか安いかで考えていきたいと思います。

 

固定資産税 → マンションの方が高いことが多い

固定資産税の額は土地と家屋といった不動産の評価によって上下することは先述の通りです。

 

マンションは戸建てに比べて丈夫な造りである分、高く評価されますし資産価値も下がりにくくなっています。

土地も駅の近くなど利便性の高いところ=地価が高いところに建てられることが多いので、一般的にはマンションの方が戸建てよりも固定資産税が高いといわれています。

 

火災保険料 → 一般にマンションの方が安い

戸建ての多くは一般木造住宅ですが、マンションは鉄筋コンクリート造。

火災に強く、万一被害に遭っても損害が少ないと考えられるので火災保険料は戸建てより安く設定されています。

 

メンテナンス費用 → マンションの方が高いことが多い

マンションを購入した場合、ローンとは別に管理費や共益費、修繕積立金を管理会社へ支払っている人は多いです。

共有部分の維持管理や設備が故障した際の修繕費用、外壁を含む大規模改修などの費用として、1室あたり月に2~3万円くらいがだいたいの相場かと思います。

 

メンテナンス費用とはちょっと異なるかもしれませんが、維持管理費の一種と考えれば駐車場の使用料も月に1万円~1万数千円かかってきます。

 

これらを合わせるとメンテナンス費用としては40~50万になる場合もあるので、戸建てよりはマンションの方が高いということになります。

 

光熱費 → マンションの方が安いことが多い

戸建てもマンションも同じ3LDKの間取りとしても、マンションは戸建てよりコンパクトなので、暖房費や電気代は安く済むと思います。

 

戸建てかマンションか迷ったとき、ランニングコストはそれほど重要な判断材料にはならないかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。

 

新築戸建てのランニングコストを抑えるポイントは?

新築戸建てのランニングコストは決して少なくはない額になることがわかりました。

出費を抑えられるものなら少しでも抑えたいですよね。

 

ランニングコストを抑えるポイントいくつかご紹介します。

 

省令準耐火構造の家を選ぶと火災保険料が安くなる!

火災保険では、家の構造をT構造、H構造、M構造の3区分で異なる保険料を設定しています。

 

簡潔に言えばT=耐火構造、H=非耐火構造、M=マンション構造ということで、火災が起きても燃えにくい建物かどうかで分けられているのです。

COZYもそうですが、省令準耐火構造のお家は「外部からの延焼防止」「各室防火」「他室への延焼遅延」といった特徴を持っています。

 

一般の木造住宅(H構造)は前述のように10年間の保険料が約30万1000円となるところ、1省令準耐火構造(T構造)のお家は約16万5000円と、半額近くに下がります。

 

保証期間の長い外壁材を選ぶとメンテナンス費用が浮く!

外壁のメンテナンスは10年~15年ごとが目安とされていますが、最近では30年40年持ちこたえる外壁材も出てきました。

 

従来のものに比べると割高になりますが、10年目、20年目のメンテナンスをしなくていいとなると200万円近く節約することができます。

長い目で見るとすごくお得になりますよ!

 

エコジョーズ&コレモで光熱費を削減!

戸建ての光熱費のところでも書きましたが、僕たちは電気+都市ガスの組み合わせが一番コスパがいいのではと思っています。

 

2018年の全道停電のようなことがまた起きるとするとオール電化は不安だし、灯油は頻繁に価格が変動し、2021年4月現在値上がりしたばかり。

そう考えると電気+ガスは安心して使えそうですが、エコジョーズやコレモといった設備を導入することで光熱費を抑えることができます。

 

エコジョーズとは、熱効率を高めたことにより、少ないガス量でお湯を沸かすことができる給湯器。

これを導入すると年間1万数千円の節約が見込めるという試算もあります。

 

北ガスのコレモはパネルヒーターや給湯設備を使ったときにガスエンジンが作動し、その力で電気を作るシステム。

冬は暖房必須の北海道にぴったりですし、余った電気は北ガスを通じて売ることもできます。

コレモ本体はモデルチェンジのたびに進化していて、最新モデルなら暖房を使う12月~3月は電気代0円で済んだというお宅もあります。

 

エコジョーズ+コレモで約120万円と初期投資はそこそこかかりますが、新築戸建てであれば住宅ローンに組み込んでしまうのがおすすめです。

 

新築戸建てはランニングコストを抑えてお得に建てよう

 

新築戸建てのランニングコストは、固定資産税や火災保険料、メンテナンス費用や光熱費など、ざっくり見積もって年間約60万円。

マンションと比較すると一長一短ですが、管理費・共益費、修繕積立金、駐車場代がかかるマンションの方がお金がかかるように思います。

 

新築戸建てを考えているならランニングコストを抑えるポイントが大切です。

耐火構造の家を選んで火災保険料を抑える、長期保証の付いた外壁材でメンテナンス費用を浮かせる、エコジョーズ+コレモ導入で光熱費を節約するなど工夫していきましょう。

 

外壁材をはじめとした部材や設備のメーカーさんも耐久性や防汚性、省電力、節水といった機能に力を入れて、ランニングコストを下げるためにいろいろと工夫してくれています。

 

そして僕たちハウスメーカーも、少しでもいい製品を標準仕様でご提供できるよう情報を集めたり、メーカーさんにお願いしたりしています。

 

COZYは、2020年10月にブランドをリニューアルしました。

 

その中でも大きく変わったのが、標準仕様の外壁材を30年保証の付いたプレミアム素材にしたことです。

メンテナンスが10年ごとから30年後になったことで、当社の試算では約185万円もの節約になると考えています。

 

また、ボイラーなどは故障が出やすい設備ですが一般的な保証期間は1~2年程度。

そこを当社では10年保証を付け、数年後に故障しても無償で修理・交換に対応することにしています。

 

リニューアル以前から、僕たちが大切にしているのは「住んでからの暮らし」。

オーナー様と末長くお付き合いしていく前提で、アフターメンテナンスにも力を入れています。

 

お家づくりの資金計画やローンの返済計画、そして今回のようなランニングコストに対する疑問など、何でも気軽にご相談ください。

ショールームやモデルハウスでお待ちしています。

 

お客様それぞれのご事情やご要望に沿い、親身になってアドバイスさせていただきます。

資料請求やお問い合わせもお気軽にどうぞ!

越智 一将

この記事を書いた人

越智 一将OCHI KAZUMASA

はじめまして。COZYの越智一将です。

石狩市花川で2021年にマイホームを建築し、
双子の娘と4人家族で暮らしを楽しんでいます。

自身のマイホーム経験も活かし、
たくさんの素敵なオーナー様と出会えたらと思っています。

”ただの営業マン”と”お客様”という関係で終わらせたくはないので、
「越智に頼んでよかった」と思っていただける様に
精一杯全力で向き合いお手伝いさせていただきます!

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