札幌の新築一戸建てなら
コーズィ

2019.11.20

新築とリフォームはどちらがおすすめ?ポイント別に比較しよう!

家を買う 家づくりの基本

こんにちは。COZYの細川です。

 

日頃お客様からお家づくりに関するご相談を受けていると、新築を建てるか、中古物件をリフォーム(リノベーション)するか迷っているという方が非常に多いです。

COZYのお客様でいえば、4割くらいの方がそのようなお悩みを抱えて来店されるように思います。

それぞれのメリット、デメリットを知った上で、自分たちならどういう観点から新築または中古を選ぶのか。

僕の話が少しでもその判断の手助けになれば幸いです。

 

 

新築とリフォーム(リノベーション)、それぞれのメリット・デメリットを比較!

まずは新築のメリットについてお話しましょう。

これはやっぱり「間取りを自由に選べる」こと!

本当にその人に合ったもの、暮らし方に合ったものを選べるのがすごくいいところだと思います。

もちろん、内装や仕様、設備関係も選択の幅が広いです。

COZYのお客様の場合、特にボイラー関係や外壁材などについてはランニングコストを抑えるものを検討される方が多いですね。

デメリットはリフォームに比べると価格がやや高くなるという点。

中古物件の状態にもよりますが、一般的にはリフォームの場合、新築の7割くらいの価格でできるといわれています。

今、札幌の土地は高くなってきているので、住みたいエリアが決まっているが新築だと予算が合わないという場合、中古物件を探してリフォームして住む方もいらっしゃいます。

 

そういうわけで、リフォームのメリットは価格が抑えやすいこと!

中古物件をこれから探すにしても、土地に比べれば公共交通機関に近い、いわゆる駅近物件も出やすいですし、予算内に収まる可能性が高いと考えられます。

一方、デメリットも新築の逆で、中古物件のリフォームでは間取りが制約されがちです。

昔の工法で建てられている家だと大規模な改修工事ができない場合があり、部分的なリフォームで済ませるしかなかったり。

基礎や床に傾きが出ていれば、少々直して住んだとしてもその後の耐久年数がある程度限られてしまいます。

また、1981年以前の家は現在の耐震基準に達していないので改修工事が必要になるケースも。

あまりに工事が大掛かりになると、新築よりお金がかかってしまう点には要注意です。

 

こちらの記事では新築で家を立てた場合に利用できる補助制度について解説しています。あわせてご覧ください。
消費税増税後の今、新築を建てるならお得な制度があります!

 

新築とリフォーム、それでも迷ったら!?ポイント別に検討してみる

悩む夫婦

新築とリフォームのメリット、デメリットを大まかにご説明しましたが、「自由度を重視するなら新築」「費用を抑えるならリフォーム」とは一概に言えません。

中古物件は今、かなりいい状態でも築10〜20年のものが主流ですから、建物の耐久年数としてはせいぜいあと60年。

20代の方が一生住むお家として考えるには、ちょっとおすすめできません。

逆に40代後半の方が新築を購入するとして、3000万とか4000万の住宅ローンを今から抱えるというのも将来的に見てどうでしょうか。

このように、現在ライフステージのどの段階にいるかによっても、選び方は変わってくると思うのです。

 

僕がお客様と接する中で、新築かリフォームか迷うポイントは「1.予算、2.土地、3.建物」の3つだと考えています。

 

1.予算で迷う

特にリフォームを検討している方に多いのがこのケース。

土地と中古物件を購入してリフォームしようと考えていると、場所によっては、また、リフォームの規模によっては新築と値段がそれほど変わらないことがあります。

その結果「いろいろ話を聞いてみると新築建てられるじゃないか」となってCOZYに来たという人はすごく多いですね。

 

中古先行で考えている方は、コストをどれくらいかけられるかの度合いで大・中・小の3パターンに分かれます。

 

コスト「大」パターン

「大」だと住む場所を優先して土地付き中古物件を購入する人。

最近は家が残ったままの土地を「土地付き中古物件」ではなく「土地」として売る不動産屋さんも多いです。

家の解体費用が買い手の負担になる分土地の価格を下げるか、解体費用込みで高めに売り出すか、いずれにしてもこれが一番コストがかかる可能性が高いです。

 

逆に、多少交通の便が悪くても自分の望む暮らしがしたいという人は「中古の値段で新築いけるね」となれば新築を選びます。

その代わり、新築であればどの年齢層に対しても長く住める場所になりますので、長期的に見ればベストな方法でしょう。

 

コスト「中」パターン

では、コストのかけ方が「中」程度なのはどんな人かというと、中古物件をリノベーションして住みたいという人。

テレビで見るようなスケルトンリフォームもリノベーションの一種なんですが、新築そのものとは言わないまでも、かなりきれいに改修してちょっとだけ新築より安く収まる、みたいな感覚ですね。

これこそ、住む場所や改修の規模によって新築の価格と同等かそれ以上になってしまうので、「中」程度の人はほぼ新築で建てる方へ転換します。

 

コスト「小」パターン

「小」は一番安く収まるパターンで、リフォームで済ませようという人。

リフォームとは本来、水道管、断熱材、壁紙、床の4つ、もう少し予算があれば外壁も含めた5つの部分を直すくらいのことを言います。

リノベーションとどう違うかというと、明確な定義はないようですが、リフォームが修繕・改修、リノベーションは作り替えるといったニュアンスですね。

このパターンで、かつ物件にこだわりがなければ札幌市内でも駅近に住むことができます。

ただし、先ほど書いたように低コストで購入できる中古物件は築年数が経っていますから、居住年数には遠からず限界が来ます。

リフォームも部分的な改修に過ぎないので、まともに住めるのは30〜40年かなという感じ。

その後は家・土地を売ってマンションに住み替える計画を立てている人も多いですが、そこでまたローンを組んでお金を使う可能性も考えておくべきです。

 

結論として予算で迷う人は、結局「自分たちにちょうどいいところに長く住もう」という考えから新築を選ぶ傾向が強いです。

 

 

2.土地で迷う

土地に関しては新築を検討している方が悩みがちです。

札幌の地価は年々上昇しているので、駅近の土地を希望していても予算が合わなくなってしまうんですよね。

特に地下鉄駅近辺に関しては、新しく土地を取得するのがもう難しい状況です。

そうなると土地を諦めずに中古物件を探し、リフォームで少しでも安く済まそうとするのか、通勤方法などを見直して生活圏を変えることで新築を建てるのかに分かれます。

リフォームを選ばず、普段使い慣れている場所から離れるのも難しいとなると、ここで初めてマンションを検討し始める人もいます。

 

 

3.建物で迷う

これはリフォームを考えている方ですね。

デメリットとして挙げたように、理想の間取りで進められないのです。

中古物件だと、どうしても水回りや家事動線に不便が生じます。

あとは洗濯物を干すスペースがないとか、最近の新築だと1階に1部屋フリールームを設けるのが流行っていますが、それがないとか。

今の家に当たり前にあるものが中古にはなかったりするので、最終的には今の暮らしを大事にしたいという意味で新築に決める人もいます。

また、築年数が経った物件だと基礎やコンクリートの構造を直さないと進められない場合もありますし、古い家ってけっこうお隣さんとの距離が近いので、そういうことが気になってくるとリノベーションを超えて建て替えの工事が必要になってしまいますね。

 

 

その家で「どう暮らしたいのか」が最重要!

庭でバーベキューパーティー

新築かリフォームか…営業マンの経験から体感してきたことから言えば、世代によってある種の傾向はあるかもしれません。

例えば、20代〜40代前半くらいで小さいお子さんがいるご家族は新築、40代後半以上で高校生以上のお子さんがいるご家族はリフォームかな、というようなことです。

前者であれば子育ての環境を整えてあげたいという思いから、新興住宅地に家を建てて周りの同世代の家族とバーベキューしたり、水遊びしたり。

後者ならお子さんが大きくなり、将来自分たちが年を取った時に生活できる家を求めていますから、交通の便がよく、商業施設や病院が近いかどうかも意識されています。

 

これからの暮らしに何を求めるか、もっとも重要なのはそこなんです。

それを踏まえて、予算・土地・建物の3つの軸の中でどうしても譲れない点がどこにあるのか検討していくと、判断がつきやすくなるのかなと思います。

ちなみに「中古物件一択!」という人の中には意外と最後まで決まりきらない人も多いのだそうです。

中古という時点である程度制約があるのに、自分の中で「どうしても譲れない点」を追求しすぎて3つの軸に合わなくなってしまい、結局家を持つこと自体諦めてしまうのだとか…。

そういう意味では、譲歩できる点も設定しておくのが賢明です。

 

僕らが扱うCOZYは新築住宅のブランドですが、中古物件やマンションを視野に入れている方のご相談にも乗っています。

もちろん「絶対新築がいい!」という強引なセールスは一切しませんし、中古やマンションの方がお客様に合っていると判断すればそちらをおすすめします。

僕もいずれはマイホームを持ちたいですし、その時自分がそうなりたいと願うように、お客様が住んでからの暮らしが充実するといいなという思いがあるからです。
(僕はまず奥さんになってくれる人を探さないと…同世代<20代>の女性募集中です!笑)

 

自分たちだけで迷って行き詰まっている方には、僕らの経験からお手伝いできることもあると思います。

アフター5や土日など、みなさんの都合が付きやすい時間にも対応できますので、COZYお家の相談窓口へ気軽にご相談にお越しください。

 

価格や間取り、土地情報も!お家づくりの相談窓口