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2012.02.28

増税による新築住宅の購入への影響は?タイミングの考え方

家を買う お金のこと

こんにちは。COZYの田上です。

 

2019年10月には消費税の増税が予定されています。

ネットでも「増税前に」とあれこれ急かすような記事をよく見かけますね。

 

今回は近々住宅購入を考えている方に向けて増税による影響についてお話ししますが、本当に考えるべきことはほかにもあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

 

消費税10%に増税で住宅購入にどんな影響が?

まず大きく影響するところでいうと、住宅そのものの建築費は当然高くなります。

消費税は物にかかる税金なので、土地代には関係ありません。

2,000万円のお家を建てるとして、消費税8%で税額160万円のところ10%なら200万円ですから、差額は40万円というところ。

このほか、家具・家電の買い替えや引っ越し代、保険料に不動産仲介料をはじめとした各種手数料についても負担が増えますから、トータルではけっこうな金額になるでしょう。

 

 

増税前8%のうちに住宅購入!いつまでに動けば?

消費税8%のうちに住宅を購入したいなら、10%が適用される2019年10月1日より前にお家の引き渡しを受ける必要があります。

つまり2019年9月30日がリミット

注文住宅の工事には約半年かかるのが一般的ですから、契約から決済までの期間を逆算して各種手続きや準備を進めましょう。

 

ただ、工事の進捗状況によっては引き渡し日が延びてしまうこともあります。

10月にずれこんだら結局消費税10%の価格になってしまうの?と考える人もいるかもしれませんが、安心してください。

2019年3月31日までに工事請負契約を済ませれば、お家の完成が10月以降になってしまっても消費税8%が適応される経過措置が準備されています。

 

 

住宅購入、増税後でもメリットや良い影響はある?

ここからはまだ確定していない部分が多いので、予測であることを前提としたお話です。

増税による負担が増える分、政府もさまざまな優遇措置を検討しているところだと思います。

例えば、すまい給付金は現行の最大30万円から、増税後は最大50万円に増額されるとか。

僕としては、2020年までとされている住宅ローン減税も延長されるだろうなと考えています。

 

ほかに、駆け込み需要の反動で増税後の住宅購入者が減れば、土地や住宅そのものの価格が下がるのでは…なんてことも言われていますが、これは憶測に過ぎません。

上昇か維持かが注目されている金利だって、今の時点では何とも言えないんですよね。

 

結局は自分がどちらを信じるかということ。

また、自分にとって都合よく予想したこととは逆に事態が動いた場合についても想定しておくべきです。

 

補助金制度・減税制度を利用するためには事前の情報収集が欠かせません。こちらの記事で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

札幌で新築を建てるなら補助金制度・減税制度をチェック!

 

あなたにとって「家を買うタイミング」とは?

リビングでくつろぐ家族

「増税前に早く!」と促す記事をネットで見るたび、僕は「それはちょっと違うんじゃないかな」と思ってしまいます。

家を買う理由は人それぞれですが、今の住環境に何かしらの不安や不満、または「こういう生活がしたい」という希望をお持ちのはず。

多くの人にとって一生に一度の買い物だからこそ、「なぜ家がほしいのか」を明確にすべきです。

家を買う理由がはっきりすれば、結果的にお金が浮くケースもあるんですよ。

 

金銭的なことばかり言うのは好きではありませんが、増税に限らず損得を考えるならこんな話も。

僕のお客様、Aさんの当初のご希望は「札幌駅から近くて4LDKか5LDKで予算は2,000万」というお家でした。

住宅や土地に関する仕事に携わっている人間から見るとありえない好条件ですが、はじめはみなさん初心者ですから、そんな感じの方も多いんです。

 

僕はお客様に「なぜ家がほしいのか」「どうして今なのか」を根掘り葉掘り聞くタイプ。

例えばご夫婦で漠然と「そろそろ家を建てたいね」と話していても、意外とお互いの「こうしたい」をわかっていないものなんです。

Aさんご夫婦のお話をよくよく聞いてみると、お二人が望むライフスタイルを実現するには3LDKで十分に思えました。

立地も、札幌ではなく江別をご提案した時は「えーっ」と言われてしまいましたが、交通アクセスや買い物、子育てなどの面でも環境が整っていますよと説明すると「いいね」ということに。

その結果、奥様の生活動線を確保しつつ、Aさんのご趣味のバイクをいじれるガレージが付いたお家が江別に建ちました。

 

このケースのように、必要なだけの部屋数で建物を小さく造ればその分費用が抑えられ、立地選びを見直すことによって土地が安く買えたという例も少なくありません。

「増税前に」と焦ってお家作りを進めるよりも、ご家族でじっくり計画を立てた上で「うちにとっては今だね」という時期を見極めるのが一番大事だと、僕は考えています。

 

 

増税前か後か、住宅購入の影響はそれぞれ!

増税前と増税後、いつ建てるのが得かということについては、申し訳ないですがそれぞれの判断でということになります。

メリット、デメリットについてもまだ不確かなことが多い状況下、僕の立場からはどちらがいいとは言えません。

ですが、僕自身はいつでも消費者の味方でありたいと考えています。

「なぜ今、家を建てたいのか」を明確にした上で費用を抑えたいのであれば、ご家族のご希望を叶えつつ、より安価にお家が建てられる方法を一緒に考えてご提案します。

 

COZYのモデルハウスへお越しになるお客様でも、最初から家を建てたい理由がはっきりしている方はあまり多くありません。

でも、お休みの日にわざわざご家族で足を運ばれるからには、不安や不満、希望など、今動き始めたきっかけがあると思うんです。

家作りのことなら僕たちがどんなご相談にも乗りますし、「今」かどうかを判断するお手伝いもしますので、ぜひお話を聞かせてください。

 

札幌COZYのおうちづくりセミナーでも消費税UPのお話をしています!

ぜひお気軽にご参加くださいね。

 

 

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