奨学金返済中でも住宅ローンは組める!その影響や注意点を解説!
こんにちは。COZYの細川です。
COZYのお客様は僕と同世代の20〜30代の方が多く、資金面のご相談もよくお受けしています。
特に20代のお客様からは「奨学金を返済中なんだけど、住宅ローンって組めるんだろうか…」というお悩みをよくお聞きします。
このコラムでは、そんな心配を払拭して前向きにお家づくりに取り組めるようアドバイスしていけたらと思っています。
奨学金返済中でも住宅ローンを組めるのはなぜ?
結論として、奨学金返済中でも住宅ローンは組めるんです。
なぜなら住宅ローンの審査において、「奨学金を返済中である」という状況よりも「これまでしっかり返済してきているか」が重要視されるからです。
審査の考え方としては、携帯電話料金の支払いや自動車ローンなどと一緒。
月々の支払いを自動引き落としにしていなくてうっかり返済し忘れた、なんてこともあるかもしれませんが、1、2回ならともかく3回4回と度重なれば信用情報に記録され、審査に影響を及ぼすことがあります。
ローンやクレジットカードの利用情報は、全国銀行個人情報信用センター(KSC)のような個人信用情報機関で管理されています。
もし信用情報に傷がついてると数年間は消えません。
信用情報はご自身で照会することもできますが、滞納が登録されているからといって奨学金の返済義務があることを隠そうとしてもダメですよ。
審査を申し込む時には、奨学金を返済中であることもしっかり申告することが大前提です。
奨学金返済中で住宅ローンの審査に通らない場合とは
奨学金の返済が理由で住宅ローンの審査に通らないことがあるとすれば、前の項目で書いたように、返済が何度もまたは長期にわたって遅れていた人だと厳しいと思います。
奨学金は日本学生支援機構による「学業に専念するためのお金」ですから、以前はほかのローンとはちょっと別な感覚で見られていて、実は少し前までは延滞があっても個人信用情報に乗らなかったんです。
それがここ最近、住宅ローン関連でもチェックされてきているように思います。
奨学金を返せない人が増えている世情もあって、「住宅ローンでも同じことを繰り返さないかな」というところをしっかり見ているんですね。
ただ、融資先の選び方によっては通る場合もあります。
過去に遅延があっても、現在は安定した収入を得てしっかり払っていけるという方は一度で諦めずに方法を探ってみるといいでしょう。
奨学金返済中に住宅ローンを組む時の注意点
住宅ローンを申し込む際には奨学金返済中であることをしっかり申告することが第一条件。
これまで順調に返済してきた人でも「奨学金はローンと同じ」という感覚を意外と持っていないことが多いので、忘れないようにしてください。
また、奨学金=ローンと考えると、年収ベースで考えていた借入額が月々の奨学金返済額に応じて減ってしまうこともあります。
奨学金はこのように返済比率にも関わってくるので、その点を考慮して資金計画を立てましょう。
減額をカバーするためにはご夫婦の年収を合算して借入額を増やすという方法もあります。
奥様がパートタイムのお仕事をされていても借りられる融資先があるので、間口は割と広いと思います。
ですがこの時も一つ注意点が。
例えば奥様が奨学金返済中の場合、ご主人単独でローンを組む分には問題ありませんが、合算により奥様を連帯債務者とすると同じように審査に関わってきます。
以上のことに気をつけながら自分たちに合った銀行や金融機関を選べば、たいていの方は住宅ローンを組むことができると思います。
奨学金返済中でも住宅ローンを組める!お悩みはお気軽にご相談を
奨学金を確実に返済してきた方であれば、まだ返済が残っていても安心して住宅ローンの審査に臨めると思います。
そうでない方は今からでも確実に返済することを心がけ、自分たちに合った金融機関を探せば可能性があるので、一度で諦めずチャレンジしてほしいです。
僕自身も学生時代の奨学金を返済中なので、自分の家を建てる時には気をつけなきゃならないなぁと思っています。
いずれにしても、可能ならなるべく短期のうちに奨学金を完済するのが早道ですよね。
資金計画の問題点はお客様1人1人の事情によって異なり、ケースバイケースです。
ですから、今回のコラムだけではお悩みを解決できない方もいらっしゃるかもしれません。
それぞれのご家庭の状況に応じ、僕たちがお客様に寄り添ってアドバイスいたしますので、気軽にお問い合わせいただけるとうれしいです!
お気軽にご相談してもらえるよう、LINEでのお問い合わせも可能ですよ。