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2018.09.14

2018年住宅ローン金利の推移は?消費税UPの前に住宅購入について考えよう

家を買う お金のこと

こんにちは、田上です。

2019年10月、消費税が8%から10%に上がることがほぼ決まっていますが、その前に家を建てたいと考える人が増えています。

2000万円で家を建てるとして、消費税が2%上がれば住宅購入費だけでも40万円の増加となりますが、併せて注目して欲しいのが住宅ローン金利の動向。

ここを考えるか否かで、今後出ていくお金の額が大きく変わることもあります。

今回は消費税と金利の推移を見ながら、住宅購入の資金計画に役立つお話をしたいと思います。

 

 

消費税導入前から現在まで、金利の推移を見てみよう

僕はしばしば家づくりに関するセミナーを担当していますが、お客様の関心が高いと感じるのが住宅ローン金利の部分。

下の表は実際にセミナーで使った資料です。

 

 

これまでは「消費税が上がれば金利が下がる」時代

バブル手前の1983年、このころはまだ消費税導入前でした。

当時の住宅ローン金利は約8%ですから、3000万円借り入れたとすると約6000万円が金利で、月々21万5260円の返済額。

現在、COZYにご相談にいらっしゃるお客様の親世代はこの時期に家を建てていることが多いですね。

毎月の支払いも大変な額でしたし、総支払額は9000万超。

ただ、この世代は終身雇用制で働いていたので退職金がしっかりもらえました。

利息の約6000万円を会社に勤めている30年間で支払い、元金の3000万円は退職金で返済できるという仕組みだったんです。

 

その後消費税は3%、5%、8%と上がっていきますが、金利は逆に下がっています。

同じ3000万で家を建てても、総支払額、返済月額が低減されているので、昔に比べたらより多くの人がマイホームに手が届きやすくなってきているということです。

 

 

これからは消費税が上がれば金利も上がる?

今後はこれまでと異なり、「消費税が上がれば金利が下がる」という傾向は変わってくると思います。

プランによっても異なりますが、住宅ローン金利の平均値は2018年現在で約1%。

国の経済状況を考えれば金利をこれ以上下げると破綻してしまいますし、実際のところ長期の固定金利はじわじわと上がってきています。

表の右にある2020年の数字はあくまで予想ですが、近いうちに金利が上がる可能性があるということは常に意識しておいたほうがいいでしょう。

 

 

消費税が10%になる前に住宅購入をすべき?

住宅購入の際、増税がどこに影響してくるか。

消費税は物が対象なので、建物や家財に支払う金額が増えることになります。

2000万円、3000万円のお家なら、増税前と増税後の比較は以下の通り。

増税前と増税後の比較
金額にしてみると数十万円の支出増。

消費税が5%から8%に上がった時は、住宅購入の負担軽減を目的とした優遇措置が設けられました。

一定条件を満たす住宅購入者に最大30万円を給付する「すまい給付金」もその一つ。

政府としては今回も何か考えているでしょうし、僕もお客様からご質問を多くいただくところでもありますが、今の時点では何も公表されていないので、まだわからないものに期待することはできません。

 

このほか、土地は非課税で消費税もかかりませんが、増税前に家を建てようという駆け込み需要の影響もあって、どんどん高値で取引されるようになってきています。

 

また、長い目で見た場合は金利の上昇ものちのちの負担を増す要因となる可能性があります。

土地も金利も100万円単位で差が出ますので、それに比べたら増税分の数十万なんてほんの小さなこと。

増税前に動くのも一つの手ですが、本当に支出を抑えたいと思うのなら土地価格の変動や金利の動きをメインに、広く長い目で見ていきましょう。

 

 

長期的に見ると消費税より金利による負担が大きい!

電卓をたたくCOZYの田上さん

では、金利が動くとどれくらい返済額が変わるでしょう。

近いうちに金利が0.5%上がったとすると、利息は250〜260万円増えます。

+1%まではいかないと思いますが、もしそうなれば利息は約600万円に。

どうですか、増税による負担よりはるかに大きいですよね。
家を建てる時一番お金がかかってくるのが、実は住宅ローンの金利の部分なんです。

 

 

僕たちが販売しているCOZYの住宅は月々家賃並みのお値段で建てられることが特徴の一つなので、金利の動向は毎月の返済額を算出するときの重要なポイント。

30年で返済していくとなれば、+0.5%で月7000円前後、+1%で17000円近くもの支出増です。

家を建てたいと考えている皆さん、金利に関してはぜひ最新情報をチェックしておいてください。

 

 

まとめ

増税をきっかけに家を建てようと急ぐ方もいますが、それならば金利の動向を見ていった方がのちのち有利。

札幌では特に、上昇し続けている土地価格も並行して見ていくことが、費用を安く抑えるためには必要になってきます。

 

あとは、ちょっとしたアドバイス。

僕のお客様は20〜30代の若い方が多いのですが、ご両親が80年代に家を建てた世代だと「家を買うなんてお前たち大丈夫か、やっていけるのか」と言われるのだそうです。

住宅ローンに月々高い利息を支払い、退職金で元金を返済した時代を経験しているのだから無理もないのですが、せっかく家を建てるという大きな決断をした時にそんなことを言われると、気持ちをそがれてしまいます。

なので、今は本当に家賃並みの値段で1軒建てられる、団体信用生命保険など補償もしっかりしているというところを説明して応援してもらったほうがいいですよ、というお話をよくします。

 

増税前、金利が上昇する前というタイミングを逃さず、気分よくお家づくりに臨めるよう、僕たちスタッフもご協力します!

ローンの仕組みや優遇税制についてもっと詳しく聞きたい、という方がいらっしゃいましたら、ぜひCOZYのおうちづくりセミナーにも参加してみてください!

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