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2019.07.18 石塚 大輝

家と土地どっちが先?こだわるべきポイントや決め方とは

家を買う 家づくりの基本

こんにちは。COZYの石塚です。

 

家を建てたいとお考えの皆さん、具体的には新しい住まいでどんな暮らしをしたいですか?

漠然と「こんなことがしたい」「こうだったらいいな」という夢はお持ちだと思いますが、そうすると「家と土地、どっちを先に決めるべき?」という問題に突き当たりがちです。

 

近年の札幌では土地の価格が上がる一方で、条件のいい土地も出た先から売れていくといった状況が続いています。

だったら土地が先?…と考えるかもしれませんが、まあ今回のコラムを読んでみてください。

 

 

ズバリ言うなら家、土地、どっち!?

冒頭から結論を言ってしまいますと、僕は「家」を先にプランニングすることをおすすめします。

 

よくある話なんですが、長いこと土地を検索し続けているばかりでなかなか決められず、家づくりが進まないというケース。

これ、「うまくいかない人」のパターンとしてすごく多いんです。

たいてい値段と面積でしか土地の情報を見ていないので、「希望するエリアに安い土地が手に入った!さあ家を建てよう」という時に、問題が起こるんですよね。

 

土地が先、家が後になってしまうと、例えば日当たりやお庭の使い方、駐車スペースの確保などが難しくなりがちです。

また、せっかく安く土地を買っても、傾斜があったり高さがあったり、あるいは建築用の重機や引っ越しのトラックが入れないような道の奥だったりすると、別に費用がかかることになります。

 

結局、思うように家を建てられないのであれば振り出しに戻ることに。

最終的にそこに家を建てて住むための土地なのだということを考えると、まずはどんな家にしたいか、どんな暮らしをしたいかを反映させたプランを決めて、それが叶う土地を探す方がスムーズなのです。

 

建売住宅であれば土地メインで設計されているのですが、「建売は理想の間取りとはちょっと違うからメーカーを回っている」という方も多いですね。

 

実際に僕が担当するお客様の中でも「建物にはこだわらないから土地を重視したい」とご相談に見える方は少なからずいらっしゃいます。

でもそのような方に限って、ご希望の土地に合う家を建てようとなった時に「いや、この間取りじゃないんだよね」と考え直すことがけっこうあるんですよ。

 

ちなみに、住宅ローンは基本的に建物のプランとセットで組まなければならないので、建設地が決まっていないと土地を買う資金のめども立ちません。

特にここ数年の札幌市内でいえば、いい土地は一瞬で売れてしまうので即決が求められ、土地契約も急かされます。

建築プランをある程度決めておかなければ欲しい土地を逃してしまうこともあるのに、その「ある程度」すら決まっていないとすごく大変ですよ。

 

家づくりを上手に進めている方は、少なくとも自分たちに必要な家の大きさや間取りを固めて、それから土地を探しているように思います。

 

 

家優先or土地優先、それぞれのメリット・デメリット

庭でバーベキュー

「家と土地とを比べると家が優先」と結論づけてしまいましたが、それでもやっぱり土地にこだわりたいという方もいるでしょう。

それぞれのメリット、デメリットについてもお話ししておきます。

 

家を優先させるメリット・デメリット

ファッションではないですけれど、デザインや間取りで自分らしさを表現するというように、自己実現の一環として家を建てたいという方が増えてきているように思います。

 

最大のメリットは、自分が思い通りの暮らしを送るための空間を作ることができるということです。

住環境を向上させるというのもその一つかもしれません。

家の性能にこだわることで、冬でも暖かいとか、光熱費のコストを抑えられたとか、地震が来ても安心だとか、これまでの不安や不満が解消されることにもつながります。

 

デメリットは、建てた瞬間から資産価値が下がっていくということ。

戸建ての多くを占める木造住宅の場合、20年くらいで建物の価値はゼロになり、もし売るとしても土地の値段だけになってしまいます。

建物にどんなにこだわったとしても、売却時に戻ってくるお金は非常に少ないのです。

 

このほか、利便性はある程度妥協せざるを得ないでしょう。

通勤・通学、買い物など、車での移動を視野に入れなければならない場合もあるので、運転免許を持っていない方には不便かもしれません。

 

 

土地を優先させるメリット・デメリット

家を優先させる場合とまったく逆のメリット・デメリットになります。

 

土地は資産価値が落ちにくいので、将来的に手元にまとまった額のお金が残る可能性が高いというメリットがあります。

 

一生住む家を建てるのでは?…と思うかもしれませんが、子どもが小さいうちは戸建てでのびのび育て、やがてその子が巣立っていったら家を売って夫婦でマンションに移り住もうと考えている方も多いです。

利便性を求めて土地にこだわる方なら通勤・通学、買い物にも便利なところを選べばいいし、そのような場所は資産価値もより高くなります。

 

当然購入時の土地の価格も高いので建物にお金をかけられなくなり、思い描くようなマイホームが手に入らないところがデメリット。

広さ、間取り、性能のどこかで妥協することが出てきてしまいます。

 

街なかであれば郊外の造成地などと違って土地自体が狭いので、人目が気になるとか、日当たりが悪いとかの不満が出てくることも。

周りをマンションに囲まれている中、新しいお家で夢だったバーベキューをしたところで匂いにも気を遣うし、ご近所トラブルにも発展しかねません。

 

結局はみなさんそれぞれが重視するポイントはどこかを見極める必要があります。

快適な空間づくりや自分らしさを重視したい人は家を優先に、資産価値や環境を重視したい人は土地を優先に進めてみてください。

 

 

家か土地どっちか考える前に予算も大事!進めるための2択とは

2択の道標

ここまで家か土地かで考えてきましたが、まずは予算ありきで家づくりは始まります。

予算に応じた家づくりをするには希望の優先順位を決めておこうということがよく言われますが、もっとシンプルでいいんです。

「これは絶対に必要だ」というものと「ちょっと贅沢だけど叶えたいな」というもの、この2つの選択肢で分けてみてください。

 

例えば「広いリビングは絶対譲れない」なら前者、「カーポートは2台分でもいいけどできれば3台分」なら後者です。

札幌の土地が値上がりしている現在の状況下、予定していた資金では足りないケースも出てくるのですが、単純に土地購入の予算を増やすといっても100万200万では歯が立ちません。

その時にこの2択が決まっていれば、贅沢な方の条件を削っていくことでバランスが取りやすくなります。

 

いくつもある「こうしたい」の中で、家を優先したい方は絶対譲れないところを増やせばいいし、土地に重きを置きたい方は建物の絶対譲れないところを増やさないようにする。

家と土地、10対0では難しいと思うので、6対4くらいでなんとなく決めておきつつ、最終的に自分たちの「黄金のバランス」を見つけていただければいいと思います。

 

僕たちCOZYのようなハウスメーカーは、建物だけではなく土地も合わせて程よいバランスを見つけるためのサポートを行っています。

札幌COZYのお家の相談窓口でも、お家や土地の不安や疑問に何でもお答えしています!

迷ったりわからなかったりすることがあれば、気兼ねなくご相談にお越しください。

 

 

石塚 大輝

この記事を書いた人

石塚 大輝ISHIZUKA HIROKI

皆さんこんにちは!
COZY営業の石塚です。

沢山のオーナー様に出会う事ができて、日々幸せを感じております。
これからも沢山幸せなご家庭を増やしていけるように全身全霊で頑張ります。

私のモットーは「お客様の笑顔を増やす事」です。
お家はお客様の一生の暮らしを左右するものですから責任重大ですが、
その分、お客様に喜んで頂けた時はとても嬉しく思います。

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