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コーズィ

2018.09.13

札幌の土地動向を読む!地価は上がる一方!?

家を買う 土地のこと

こんにちは、田上です。

新しく家を建てる時には、同時に土地の購入も検討する人が大半。

建設地を選ぶ際、周辺環境や利便性で見るのはもちろんですが、資金計画にあたっては土地の価格も重要になってきます。

 

今回は、札幌の地価について考えていきましょう。

 

 

ズバリ、札幌の地価は上がっています!

土地の評価を価格で示す「地価」には公示地価、基準地価、路線価などがあり、評価方法や目的によって使い分けられますが、今回僕が真っ先に言いたいのは「今、札幌の地価は上がっている」ということ。

僕は毎日のようにネットで地価をチェックしていますが、5年連続で札幌市内ほぼ全域が上昇し、変動率も高くなっています。

つまり、札幌の土地の評価価値が高まっているのです。

 

さらに、来年の消費税増税を踏まえて「その前に家を建てたい」と思う方も増えているので、土地が足りなくなってきている側面もあります。

このような状況だと、公表されている地価はあくまで参考価格の一つに過ぎず、実際にその値段で土地を買えるわけではありません。

 

 

地価はあくまで相場…では、実際の取引額はどう決まる?

住宅街にある売り地

不動産業者同士であれば、今年の地価を過去の数字と比べて「これくらいなら高いね」「安いね」という話ができるでしょう。

 

でも、一般の方でこまめに地価の推移をチェックしている方はどれくらいいるでしょう?

見ているとしても、「家を建てたい」と考え始めてからせいぜい1年とか1年半。

3〜4年前と比べると、札幌の地価は、これまで土地売買や家造りに携わってきた人たちがびっくりするような上がり方をしています。

 

これはやっぱり、消費税増税や金利の上昇を見据えて「今のうちに家を建てたい」と考える方が急激に増えているから。

加えて土地も不足気味なので、売主さんとしては「今なら自分の持っている土地が高く売れるんじゃないか」と、株の売買のようなイメージで強気の金額を提示してくることが多いです。

不景気が続いていますから、売主さんの気持ちになれば「老後の生活資金を蓄えたい」「子どもたちにできるだけ多く相続させたい」などの事情は理解できますよね。

 

ただ、「あのエリアの土地がこの価格で売れるなら」と高めに設定して売りに出し、それが売れればさらに上の額を付けてくる人がいて…というように、歯止めが効かない状況になってきているように思います。

そうなると、もう公示地価とか評価額とかは関係ありません。

 

結局、実際の取引額は売主さんのさじ加減。

仲介業者を通じての金額交渉も今はほとんど効かないので、期待しない方がいいです。

10万20万ならともかく、100万200万の値引きはまず断られます。

1番手として取引する人が100万円安くほしいと交渉しても、2番手が満額出すと言えば2番手の人に売れてしまうんです。

 

なので、売主さんの事情を考慮しつつ、少しでも土地が安く、消費税や金利が上がらないうちにと「買い」のタイミングを図る、その点に照準を合わせてもいいと思います。

 

 

札幌の土地価格、今後の見通しは…?

地図で説明するCOZYの田上さん

5年連続上昇している札幌の地価、今後もやはり上がると予想されます。

札幌10区の平成30年公示地価ランキングは以下の通り。

札幌10区の平成30年公示地価ランキング

※出典:平成30年地価公示概要(札幌市まちづくり政策局)
※公示地価には住宅地以外の用途の土地も含む

 

1位と最下位はここしばらく変わりませんが、上がってきているなと感じるのが6位の東区です。

現在、札幌市が東雁来にニュータウンを造成していることもあり、4〜5年前は60坪くらいの土地で400万〜600万だったのが今では1000万以上で売買されています。

東雁来には地下鉄が通っていないので利便性もいいとは言えませんが、それでも売れるんですよね。

 

今から家を建てようとする人は昔の価格を知らないので「これが相場なんだ」と思ってしまいますが、売主さんが強気の価格を提示してくる理由もそういうところにあるんです。

 

 

まとめ

札幌の地価は上がる一方、さらに消費税増税を目前に駆け込みで家を建てる人が増える傾向にあり、土地の取引額はますます高くなる見通しですが、だからといって一刻も早く計画を進めた方がいいとは僕は思いません。

まずは何をもって計画するか。

家を建てようと決断するターニングポイントは、人によってさまざまです。

独身なら好きなことができる「自分の城」を持ちたいから、夫婦なら子供が生まれる、または生まれたから、子供が小学校に上がったから、などなど。

最近は小さな子を持つお母さんが育児に疲れて「もう叱りたくない」「近所に迷惑をかけたくない」といった理由でお家作りを考えるケースも増えています。

 

土地の価格や消費税も絡んできますけれど、個人的な事情も含めて「家が欲しい」と思った時があなたにとってのタイミング。

漠然と「今のうちに家を建てなきゃ」と焦る前に、なぜ家が欲しいのか、新しい家でどんな風に暮らしたいかをもう一度考えてみてください。

みなさんの目的を形作るお手伝いをするのが、僕たちの仕事だと思っています。

 

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