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2018.04.25

一戸建ての火災保険どう掛ける?チェックポイントを伝授

家を買う 家のこと

こんにちは。COZY事業部の川口です。

 

せっかく家を建てるなら、長く快適に住みたいもの。

だからこそ、万が一の場合の備えについても事前にしっかり考えておくことが重要です。

 

火災、落雷、水害といった災害はいつ自分の身に降りかかってくるかわかりません。

そんな時、頼りになるのが火災保険です。

 

僕が勤めているジョンソンホームズには、保険のプロフェッショナルとしてさまざまな事案に対応している「ジョンソンのほけん屋さん」という部門があります。

今回は当社のライフプランナー・鉋六(ほうろく)貴之と一緒に、火災保険のチェックポイントについてみなさんにご案内します!

 

一戸建ての火災保険ってどんなもの?いつ入る?

川口:加入するかしないかで言えば、うちで家を建てるお客様はほとんど火災保険に入るよね。

 

鉋六:お金を借りてローンを組むとなると、必ず火災保険を掛けるように金融機関から言われるからね。

現金で買う方なら加入は個人の自由だけれど、ローンを組むなら必須。

 

川口:火災保険といっても火事だけが対象になるわけではないし、いずれにしても入っておくに越したことはないと思うなぁ。

 

鉋六:火事のほかには落雷、破裂・爆発、風災・雹災・雪災。

基本的にはこの辺が補償対象になるけれど、プランによって、水ぬれや外部からの物体落下、騒擾(そうじょう=群衆や集団によって平穏が害されたり被害を生じたりすること)、盗難、水災、破損・汚損等に対応するようにも組めるよ。

 

火災保険の補償範囲はどう決める?家財保険も必要?

川口:うちで一番安いプランだと、水ぬれや盗難なんかは入らないんだよね。

 

鉋六:だからそのプランはおすすめしていないんだ。

住宅メーカーとして、オーナー様が住む家全体にかかる保険と考えているから、
もっと広い範囲で補償が受けられるプランを提案しているね。

実際、大きな災害よりも水ぬれ、盗難、破損・汚損といった被害に遭う確率のほうが高いし。

 

川口:家財保険も入っておきたいね。

 

鉋六:うん。建物だけでなく家の中にあって移動できる物、具体的には家具家電にも損害が及んだときに、保険金の支払いを受けられるようにしておいた方がいいということ。

 

川口:家財保険の対象にならない物ってある?

 

鉋六:まず車は自動車保険がかかっているから外れるし、ペットなどの動物や植物は物ではないのでこれらも対象外。

ほかに、現金やクレジットカード、電子マネー、それから設計書とか図案、証書、プログラムなどのデータも外れる。

例えばパソコンを落として壊したとして、パソコンの修理代は家財の扱いで出せるけれど、中に入っているデータの復旧代は出ないよ。

あとは乾電池や電球といった消耗品関係は対象外で、メガネやコンタクトレンズもそう。

今の時代、携帯電話やPHSはお子さんからお年寄りまでみんな持っているので、これらも消耗品とみなされているね。

 

川口:ヴィンテージ楽器や美術品は?

 

鉋六:骨董的価値や美術的価値については換算されず、物としての価値だけで判断される。

あと、高級腕時計や宝石などの貴金属は1品あるいは1組30万円換算。

ただし、事前にメーカーと物品名、価格を申告しておけば補償可能だよ。

 

川口:うちでは資金計画の段階から、火災保険料も含めた見積もりを出しているよね。

 

鉋六:プランとして提示するのはローン契約が近づいてきた頃だけどね。

資金借入先との約款上、家の引き渡し日、もしくはローン実効日のどちらか早い方が保険適用開始日となるようにしているよ。

 

一戸建てで火災保険がもっとも多く使われるケース

川口:どんなケースで補償を受ける場合が多いだろうね?

 

鉋六:一番多いのは破損。

例えば家具を移動していて壁に穴を開けてしまったとか、窓にぶつかってガラスが割れたとか、よくあることだよね。

さらに家財保険特約が付いていれば、お子さん同士で遊んでいてテレビにぶつかり、画面が壊れたという時にも補償されるよ。

 

川口:うちの子が引き戸に落書きをしたことがあって、その時は自分で消したけど、破損・汚損等の「汚損」になるのかな?

 

鉋六:落書きは入らないんだ。
汚損っていうのは、模様替えをしていてペンキが壁に付いちゃったっていうような場合。

 

川口:落書きはダメか〜(笑)2番めに多いのは?

 

鉋六:外部からの物体落下。

落下といっても上から下へ物が落ちてきた時だけじゃなく、車で後ろに下がりすぎて、家の外壁にぶつけてしまったというようなケースも含まれるんだ。

 

川口:北海道だと雪害もあるね。

 

鉋六:火災保険では自分の持ち物について補償しているけれど、自宅の屋根の雪が落ちて隣の家の物を傷めてしまったなんてトラブルも最近増えているね。

基本的に、よその家の物は補償の範囲外だから実費で弁償することになる。

でも、オプションの個人賠償に入っていればそこから保険金が出るよ。

 

川口:実際、僕が担当したお客様が家を建てた時、裏のお宅の方に個人賠償に入ってもらったことがあったよ。

冬になるとお客様の家の庭に裏の屋根から雪が落ちてくるんだけど、そこへ家を建てることになったから、もし落雪で何かあった場合は保険が下りますよっていうことで。

その時に「ああこれはすごく便利だな」と思った。

 

鉋六:個人賠償って、家の周囲だけじゃなく、国内外の外出先で物を壊したり、自転車で歩行者とぶつかってケガをさせたりした時にも使えるからね。

あと、その家に住んでいる人全員が入っていることになるから、お子さんがよその家で遊んでいて何かあった場合にも適用されるんだ。

 

保険料を少しでも安く抑えるには?

川口:僕が家を建てたときは保険期間が最長36年だったけど、今は一律10年なんだね。

 

鉋六:住宅ローンの返済中は火災保険に入っていないといけないから、10年ごとの更新をきちんとしてもらっているね。

 

川口:昔は契約期間の長さによって保険料に多少の違いがあったけれど、今はそういう意味での節約はできないのか…。

 

鉋六:ただ、保険料は補償の範囲のほかに、建物の構造によっても違ってくるよね。

レンガやコンクリートでできたマンションなど、燃えにくい材質の家は「M構造」といわれ、保険料が安い。

うちでは「T構造」という省令準耐火の家を扱っているから、一般の木造住宅を指す「H構造」のほぼ半額。

「T構造」なら10年間の保険料が約17万円だけど「H構造」だとその倍はかかっちゃう。

 

川口:あと、うちだとあいおいニッセイ損保のJプランが使えるから10%くらい安くなるね。

 

鉋六:そうだね。ただ、Jプランは年間100棟以上契約する代理店じゃないと使えないから、事前に住宅メーカーに確認した方がいいね。

それと、さっき話した個人賠償について、火災保険以外の保険のオプションとして複数付けている人もいるんだけど、例えば火災保険と自動車保険の2つで契約していたら、補償を受ける時にはそれぞれから半額ずつしか出ない。

だから1つ入っていれば十分なんだ。

どの保険に付けるかということになると、保険料と補償の上限額の部分で検討するといいよ。

 

川口:うちで提案しているプランだと、個人賠償の保険料は10年で9590円、1年間に959円だね。

 

鉋六:自動車保険で付けると月額170円くらいとして年間2030円。

保険料だけで見ると火災保険の方が安いけど、保険金の上限額もチェックしてみよう。

火災保険のオプションであれば1億円、自動車保険は無制限、共済や生協関係だと1000万円という場合も。

上限が1億円でよければ火災保険にまとめてしまい、ほかをカットすることで保険料を安く抑えることはできる。

 

川口:地震保険については迷う人もいるかもしれないね。

 

鉋六:ほとんどの人が付けているけど、少しでも安くしたいという人は外す選択肢もあり。

神奈川出身の僕からすれば北海道は地震が少ないと思うけれど、今後のリスクを考えると入っておこうかという人も増えていて、割合としては8対2で入る人が多い状況かな。

 

川口:あとは基本補償の範囲を狭めれば保険料は安くなるとはいえ、本当に何かあったときのことを考えるとあまりおすすめできないな。

 

鉋六:うん、「住んでからがスタート」っていう考え方だから。

暮らしの中で困ったことがあったとき助けになるようにということで、あえて補償の範囲が広いプランや、個人賠償のように外向けの補償を付けた状態で提案しているんだ。

 

川口:住宅メーカーの社内に保険の専門家がいるのって本当に便利だと思うよ。

家の壁が壊れたときでも、お客様には破損箇所の写真を送ってもらうだけでいいんだから。

 

鉋六:修理の見積もりは工事部に頼んで、あとは直しに行く日取りだけ決めてもらえれば、書類はこちらで全部準備するし、保険会社とのやり取りも任せていただく。

ワンストップサービスはうちの売りの一つだよね。

 

まとめ

補償を受けるような事態に遭遇しないことが一番ですが、本当に困った時、火災保険は心強い味方になってくれます。

大きな災害よりも、日常のちょっとしたトラブルの方が起こる確率が高いと考えると、破損をカバーするプランや、オプションの個人賠償への加入も検討するのがいいでしょう。

 

しっかりした補償と、アフターケアにもスムーズに対応してくれる代理店がそろえば、安心して新しい家での暮らしが楽しめますよ。

もちろん僕も火災保険に入っていますが、幸い、まだ一度も使ったことはありません!

札幌COZYの新築一戸建て相談でも、お気軽に相談してくださいね♪

 

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