札幌の地盤を解説!地盤が悪いとどうなる?
こんにちは。COZY事業部の山下です。
家を買うとを決めた時、土地を持っていない方ならどこに建てるかということも大きな選択です。
地域性や利便性はもちろんですが、地盤の良し悪しも住んでからの快適さを左右します。
災害が起こった時の安全性についても考えておいた方がいいでしょう。
今回の北海道胆振東部地震では特に、地盤面で問題が起きましたね。
札幌市内でも清田区や東区の一部で道路の陥没が起こるなど被害が大きく出ました。
もちろん、地盤が悪いからといって「家を建てるのに適さない土地だ」と即断する必要はありません。
今回は地盤のチェック方法や、もしあまり良くないところに建てるとしたらどんな対処法があるか、札幌の土地についても触れながらお教えします!
家を建てる前にチェック!悪い地盤かはどう判断?
家を建てる際の地盤がいい、悪いという評価は、土地を構成する土の質によって決まります。
業界で広く採用されている「スウェーデン式サウンディング試験」という調査方法では、砂質土、砂礫(されき)、中間土、粘性土、泥炭の5種類がどのような構成比で土の中に含まれているかを調べますが、砂質土から順に「しっかりした地盤」を形成することができる土質といわれています。
とはいえ、これは専門家が行う調査。
もし自分で目星をつけている土地の地盤を知りたいなら、周辺を車で走ってみてください。
あまり地盤のよくない地域であれば、車に乗っていてもわかるほどの振動を感じるでしょう。これは、道路が波打っているからです。
それから、周辺に立っている柵や電信柱が傾いていたら要チェック。
テレビを見ていて地震速報が表示された時にどのエリアの震度が高いかを見ておくのも、地盤の安定性を判断する目安となります。
ほかにも、「水」「沼」「川」といった文字が地名に含まれている場合は、元々水場が近く、地盤が安定していない土地であることも多いです。
札幌市内で地盤の悪い土地は?各区の特徴について
僕が勤めているジョンソンホームズに関して言えば、多くのお客様が札幌市内で建設地を検討します。
札幌の土地について、皆さんはどんな印象をもっていますか?
実は多くが泥炭地。
JR函館本線の北側に当たる手稲区の一部や北区、東区、白石区は寒冷地で、植物が生分解されず積もり積もっている土地なんです。
一方、手稲区の山側や西区、南区の盤渓・宮の森あたりは地盤の面ではしっかりしていますが、山の斜面が近いと土砂災害の恐れもあります。
ですから、地盤が良いからといって必ずしも家を建てるのに適しているとはいい切れず、逆に良くないからといって適さない土地かというとそうでもないのです。
地盤が悪い土地に家を建てる時の対策は?
僕たちがお客様の依頼を受けた時、はじめに周辺地域の地盤のデータを取り寄せて見積もりを出します。
先述した「スウェーデン式サウンディング試験」にのっとったデータですが、これもあくまで目安。
というのも地面の下で地層が波打っているので、データを取った土地とお客様が希望する土地が例え隣り合っていても、土の構成比が異なる場合があるからです。
実際に基礎工事に入る際に改めてお客様の土地の調査をしますが、地盤があまりよくないことがわかっても安心してください。
杭打ち工事をすることによって、基礎をしっかり安定させることができるからです。
当社ではあらかじめ土地代のほかに杭打ち工事の代金を地域ごとに見積もってお伝えしていますので、土地選びや資金準備の参考になると思います。
実際にいくらかかるかについては、お客様が土地を購入したあとで杭打ちプランや配置によって算出しますのでご相談くださいね。
まとめ
北海道胆振東部地震では厚真町で震度7を観測し、札幌市内でも震度6弱を観測しました。今回の地震で、地盤面で不安になった方が多いですよね。
地震の揺れが大きくなる理由は地面が柔らかいからという場合もあります。
「震度が高かったエリア」も地盤の安定性を判断する一つの目安となるでしょう。
札幌COZY家づくりのご相談でもさまざまな疑問にお答えしています。ぜひ一緒に不安点や疑問点を解決していきましょう!