新築での仏壇と神棚、どうしてる?家を建てる前に考えること
こんにちは、COZYショールーム豊平店、店長の宇佐美です。
今回のコラムは「仏壇と神棚」について、お話しますね。
僕らのような世代だと、ふだん仏壇や神棚をあまり意識することはありませんが、家を建てる際にふと考えてしまう方もいるようです。
新築を建てる際、将来仏壇を引き継ぐ可能性を考える
COZYのお客さまに、仏壇のスペースを気にされる方はほとんどいません。
ごくまれに質問されるとしたら「長男なので、将来仏壇が引き継ぐ可能性があるけれど、どこまで準備したらいいのか」という内容です。
考えられるのは次の3パターンです。
(1)仏壇をそのまま引き継ぐ場合、あらかじめ間取りを考慮し、折れ戸のクローゼットではなく、仏壇がすっぽり収まるようなスペースをつくっておくことができます。
(2)仰々しい大きな仏壇はやめて、サイドボードの上に置いたり、壁に掛けるような小さな仏壇に変える手もあります。最近はコンパクトでスタイリッシュなデザインの仏壇も増えていますよね。
(3)仏壇を持ってこないといけない、というネガティブな気持ちで置くくらいなら、いっそのこと仏壇をやめるという選択肢もあると思います。お寺によって違うと思いますが、仏壇を供養して引き取ってくれるところもあるようです。
閉眼供養(魂抜き)とかお炊き上げなどの儀式が必要らしいので、お墓のある菩提寺などに相談してみるといいと思います。
ちなみに仏壇を移動するときには作法があって、家から運び出すときは荷物の最後、新しい家に入れるときは最初に運び入れるのがルールのようです。
家に大きな仏壇を置きたくない人も増えている
僕自身の話をすると、うちの両親は長男長女ではないので、実家に仏壇はありません。
僕が将来考えるとしたら両親のことになりますが、「あんたたちの世代は毎日お水あげたりできないでしょ」と理解があるので、家に仏壇を置くことは考えていないです。
お墓参りして手を合わせるのでいいかな、と思っています。
当社のスタッフで2世帯住宅を建てた人にも聞いてみたのですが、実家にあった仏壇は入居のタイミングで魂抜きをしてお寺に引き取ってもらったそう。
大きな仏壇を置く場所もないですし、最近は大きな仏壇をそのまま引き継ぐことは少なくなっているのではないかと思います。
新築で神棚はあらかじめ場所を決めておく
神棚の場合は、若い世代でも新居に設置したいというお客さまがいらっしゃいました。
ホームセンターでは神棚のキットも販売されていて、お客さまと一緒につくったこともあります。
神棚を設置する場合は、あらかじめ家のどこに祀る(まつる)のか決めて、補強材の下地を入れなければなりません。
神棚を設置する場所も、いろいろと決まりごとがあるようです。
神棚の上が主寝室になるのは避けた方がいいとか、やむをえず設置する場合は、神棚の上の天井に「天」や「雲」などと書いた紙を貼って、そこが一番上だと示すことが作法といわれています。
新築を考えるタイミングで、仏壇・神棚の場所を相談!
僕らのような世代だと、自分のうちが仏教のどの宗派なのか分からない人も少なくないはず。
信仰心とかも薄れてきている感じがするし、宗教や流派によっても作法が違うし、こうすべきという言い切りもできない。
とてもナイーブな問題で、正直語りづらい面があります。
でも、両親や祖父母には「こうしてほしい」という願いもあるだろうし、将来、仏壇をどうするのか、きょうだいも含めて一度話し合うことも大切かもしれないですね。
家を建てるタイミングは、家族の歴史や希望を確認する意味でも、ちょうどいい機会なのかもしれません。
COZYではしっかりコロナ対策を行っていますので、安心して打ち合わせを行っていただけます。コロナ対策について詳しくは下記記事をご覧ください。
コロナに正しく対処して新築打ち合わせもばっちり!COZYのコロナ対策
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