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2017.12.12

新築TOTOトイレはここまで進化していた!TOTOショールーム探検vol.2

暮らしを楽しむ 家づくりの基本

こんにちは。COZY札幌豊平ショールームの川口です。

これから住宅の新築やリフォームを考えている方は、最新のバスやトイレ、洗面台などの住宅設備が、どんな風に進化しているのか知りたいですよね。

「TOTO」札幌ショールーム探検シリーズ2回目の今回は、トイレのトレンドを紹介します。

 

今回も案内してくれるのは、TOTO北海道支社住宅営業課の小林千尋さん。

二級建築士、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネージャーの資格を持つ住宅のプロです。

商品説明のトークが上手で、うちの営業を研修に来させたいくらいです。

 

掃除しやすさと節水を極めたデザインと素材

トイレを変えた「フチなし形状」と「トルネード洗浄」

川口:ショールームに並んでいるトイレは、手洗いのボウルが広いのとかタンクレスとか、いろいろなタイプがありますね。

最近のトイレのトレンドを教えてもらえますか?

 

小林:今のトイレはより汚れにくく、よりお掃除がしやすくなってきています。

便器本体の中で特に掃除がしづらいのは、フチの折り返し部分ですよね。

フチの裏は汚れが付きやすくて、汚れが見えにくくて、さらに拭きにくい部分です。

このフチ裏をなくした「フチなし形状」は当社で特許を取得しているんですが、フチを握るようにしてくるっと拭くだけでキレイになります。

 

こちらの記事では新築に設置するトイレ におすすめの機能やデザインを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
新築トイレのおすすめ機能やデザイン、オプションはコレ!

使用する水が約3分の1に! 節水を追求した洗浄技術

川口:トイレの水って、フチの裏全体から流れていきますよね?

上から下へ、滝みたいに。フチ裏をなくしたら、どこから水が流れるんですか?

 

小林:当社が2002年に開発した「トルネード洗浄」という特許技術がありまして、水が出てくる場所が、便器の内側の1カ所だけなんですね。

ここから縦ではなく真横に水を流すと、水流がぐるぐる渦を巻いて流れていき、便器全体をまんべんなく洗えるようになっています。

従来型より少ない水で効率良く洗えるので、節水にも役立ちます。

川口:1回あたりどのぐらいの量の水で流せるんでしょう?

 

小林:ウォシュレット一体型のタンクレストイレ「ネオレスト」の床排水タイプは、「大」で3.8リットルと従来の約3分の1ですね。

壁排水タイプの場合は4.8リットルです。

 

川口:そんなに節水できるんですか!

 

小林:水道から直接水が流れる水道直圧式と、内蔵タンクから圧力をかけて流す水を組み合わせた「ハイブリッドエコロジーシステム」を採用しています。

 

停電に備え、手動でも水を流せるシステムに

 

川口:洗浄技術のほかにも、変わってきたことはありますか?

 

小林:昔はリモコン洗浄型のトイレの場合、停電になると水を流せなくなってしまいました。

水道が通っていても、トイレまでバケツで水を運んできて、手作業で便器に流すしかなかったんです。

震災以降は、停電時も手動レバーで水を流せる機種が増えました。

 

汚れが付きにくい表面加工と汚れを防ぐ新技術

川口:新しい技術がいろいろあるんですね。

小林:「セフィオンテクト」という表面加工の特許技術もありますよ。

陶器の表面に特殊なガラス層を焼き付けてあり、凹凸が100万分の1ミリというナノレベルの滑らかさです。

表面がツルツルなので汚れにくく、汚れてもこするだけで落ちるんです。便器と同じ材質のサンプルで実験してみましょう。

こうして表面に鉛筆で書いても…ほら、鉛筆の線が浮いているでしょう?

 

川口:そのサンプル欲しいです! うちのお客さんに実演して見せたい!

 

水の力で汚れを付きにくくする「プレミスト」

小林:水になじみやすい性質の「セフィオンテクト」の表面に、自動的に水を吹きかける「プレミスト」という機能もあります。

表面と汚れの間に水玉のクッションを作って汚れを付きにくくし、さらに洗浄時は汚れを浮かせて落ちやすくします。

 

川口:トイレを汚れから守る技術がすごいですね。掃除の回数を減らせそうです。

 

小林:トイレを清潔に保つ「きれい除菌水」も注目されています。

トイレの内部で水道水を電気分解して次亜塩素水を作り、ミスト状にして使用後の便器に吹きかけます。

次亜塩素水は時間が経つと真水に戻るので、下水で環境に負荷をかける心配がありません。

 

より快適に進化するウォシュレットは節電機能も

川口:TOTOのトイレといえばウォシュレットが有名ですが、ウォシュレットも節電や節水機能などが進歩しているんでしょうか?

小林:便座は人間工学に基づいた曲線的な形状で、快適な座り心地です。

節電のための学習機能「おまかせ節電」も便利ですよ。

家族がみんな寝ていたり出かけていたりして、トイレを使わない時間帯は、自動的に便座の温度を下げるんです。

共働きのご家庭の休日など、いつもと違う時間帯にトイレを使いたい日は節電を解除できます。

 

少ない水量で快適に洗える「ワンダーウェーブ洗浄」

川口:節水や洗い心地の面で新しい機能は?

 

小林:大きな水玉と小さな水玉を交互に連射する「ワンダーウェーブ洗浄」は、少ない水量で快適に洗っていただけます。

さらに水玉に空気を含ませて、水玉を30%拡大する「エアインワンダーウェーブ洗浄」も開発されました。

 

ウォシュレットが持ち上がる「お掃除リフト」

川口:ウォシュレットと便器の間にパッキンがあるようですが、ここはどうやって掃除するんでしょう?

 

小林:「お掃除リフト」という機能があり、横のレバーを回すとウォシュレットが2cmくらいリフトアップします。この隙間に手が入るので、ラクにお掃除できますよ。

ここで注意!節水型トイレで気を付けたいこと

川口:トイレの進化には本当にびっくりですね。超節水型トイレならではの注意点もあるかと思いますが、気を付けるべきことは?

 

小林:トイレットペーパー以外のものは流さないことですね。

特にペットの「大」は、トイレが詰まるもとですから、絶対に流さないでくださいね。

 

「TOTOはとうとうここまで来た!」と、再び驚いたTOTO札幌ショールーム探検。

今回はトイレについて説明してもらいました。次回は洗面化粧台がテーマです。

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