新築住宅の冬の工事、不安をすべて解消しよう!
こんにちは。COZYの石塚です。
北海道は雪が降りますから、お客様から「冬に工事しても大丈夫なの?」というご質問をよくいただきます。
結論からいえば大丈夫!
冬場の施工には、1.基礎工事、2.大工工事、3.加算料金といった点でそれぞれリスクを伴いますが、これらを把握し、きちんと対処しているメーカーや業者であれば何も問題ありません。
COZYの例も挙げながら、皆さんの不安を解消するお話をしていきましょう。
冬の新築基礎工事は2つの対処法で施工が可能に
冬の施工で皆さんが一番不安を抱くのが基礎工事。
実際、コンクリートには寒いと固まりにくいという性質があります。
コンクリートは乾いて水分が抜けることによって強度を持つものなので、気温が低く、湿度が高い冬の北海道では、夏よりも扱いにくくなるのです。
でも、きちんと施工している業者であれば、夏と冬とで使うコンクリートを変えているはず。
冬には水分が少なめで濃度の高いものを使って、より早く強度を出せるようにしているのです。
また、基礎工事の際には養生もしっかりと行うことが原則。
養生とは、基礎部分が低温で凍ったり、直接雪に触れて水浸しになるのを防ぐためにシートやテントで覆うことです。
それをしなければコンクリート自体が凍結を起こし、結果的に建物の強度が足りないということになりかねないからです。
以上のように、冬場に施工を行っている会社は、夏場より濃いコンクリートを使っていること、養生をしっかり行っていること、この2点をきちんとクリアしているものです。
COZYの場合は養生のテント内にヒーターを入れることで、より適した環境になるよう、温度管理にも気を配っています。
こういった二重の管理をすることによって、冬場の施工のリスクを極力低減しているのです。
こちらの記事では家づくりにとって重要な基礎工事について解説しています。チェックしておきたいポイントも解説していますので、あわせてご覧ください。
新築の基礎工事は重要!種類・工程・チェックポイントを知っておこう
新築の規格住宅は冬の工事に向いている!
基礎ができ上がると、柱を組み立てて壁を取り付け、家の形を作っていく大工仕事の工程に入ります。
この段階での冬の施工のリスクというと、建物や構造の不具合というより「人」の部分になってきます。
手がかじかむような寒さの中で行う大工仕事、100%のパフォーマンスが期待できるかといったら、当然暖かくて快適な時期に比べたらやや劣ることは否定できません。
やはりCOZYを例に挙げると、大工さんが入ってから屋根をかけ、周りを囲ってある程度の内部温度を保てるような状態になるまでが10日から2週間と短期間。
ここは規格住宅ならではのメリットです。
なぜなら、柱の太さや長さ、間取りの高さなどがあらかじめ決まっているため、工場で加工済みの建材を持ってきて、現場では組み立てるだけとシンプルだからです。
断熱材も、ウレタンフォームといってスプレーで吹き付けるタイプを使用しているので、誰がやっても作業にムラが出ず、施工のしやすさにつながっています。
そういうわけで施工ミスもほとんど発生しませんし、冬なら寒い中での作業期間も短くて済むのです。
これが注文住宅で造りも複雑だったりすると、大工さんが現場で行う作業が多くなり、手間も日数も増えてしまいます。
パフォーマンスが落ちる冬だからこそ、指先を使った細かい作業が少ないのも規格住宅のいいところだと思いますよ。
余談ですが、実は「うちもCOZYの家を建ててほしい」と大工さんからご依頼を受けること、けっこう多いんですよ。
施工する側の事情もわかっていてそう言っていただけるのは、メーカーの人間として本当にうれしいことです。
雪に注意!冬の新築工事は加算料金の確認を
冬場の工事で最大の障害となるのが雪。
何をするにもまず雪をどけないと、というように、除排雪作業が常について回ります。
施工を担当する業者の中には除排雪の手間賃を加算してくるところもありますので、この点は事前に確認しておくべきです。
このほか、さらに養生の際のテント設置費用がプラスされる場合も。
雪や寒さの対策として必要な作業や資材にお金を払うのは当然のことなのですが、不要で済むならその方がいいですよね。
ちなみにCOZYでお家を建てる際にはこれらの加算は一切なく、一年を通じて同じ費用で施工するようにしています。
冬の新築工事は慣れている会社をじっくり選ぼう!
今回はかなりCOZY推しになってしまいました(笑)
推しついでに、実は当社、冬場も施工棟数が落ちることなくやってきています。
むしろ冬の工事が一番多いといってもいいでしょう。
一般的には、冬場は施工業者の確保が難しかったりするのですが、うちでは安定して受注しているので常に施工依頼に対応してくれるところがあるのも強みです。
中小規模の会社に多いのですが、業者が確保できないとなった場合、基礎が完成して大工さんが入るまでに1ヶ月ほど待たされてしまうこともあります。
また、そもそも冬の工事は除排雪やテント設置などの手間がかかるのでやらない、としているところも。
こういったことを考えると、冬の北海道での工事実績が多数ある会社や、施工経験が豊かな業者にお願いすることが重要です。
その際はハウスメーカーの担当者の言葉だけで判断せず、実際に家づくりの現場で動く業者が札幌近辺での冬場の施工に慣れているところかどうか、しっかり情報を集めてください。