土地選びでの失敗例は?後悔しないためのポイントと良い土地の選び方
こんにちは。COZYの渋川です。
新築住宅を購入するとなると必ず決断しないといけないのが、その家を建てる土地のこと。
土地がなければ家づくりは進みませんから、早く決めなくちゃ!と焦る気持ちもわかります。
でも、ちょっと待ってください。
土地選びで失敗しないためには、順を追って行動していく必要があります。
失敗しない土地選びのポイント、良い土地を見分けるコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
土地選びで後悔しないために!よくある失敗例とは?
一般的によくある「土地の失敗」といえば、土地の形や広さ、不十分な下見がネックになることが多いです。
土地選びで後悔しないためにも、よくある失敗例を事前にチェックしておきましょう。
土地の形で失敗!
路地の奥に土地がある、いわゆる「旗竿地(はたざおち)」は後悔につながりやすい形です。
路地が狭くて建築資材を運び入れにくく、建てられる家に制約が出てくるかもしれません。
また、周囲をほかの建物に囲まれている土地だと、よそからの視線が気になったり、日当たりが悪かったりするケースも。
旗竿地をはじめとした複雑な形をしている変形地は、正方形や長方形などの整形地に比べ建築の制約が多くありますので、ハウスメーカーとしては、まずおすすめしませんね。
土地の広さで失敗!
「コンパクトな家でいいから」と狭い土地を選んでしまうと、のちのち不都合が生じることも。
理想の家づくりが具体的になってきた頃に叶わないことが出てきたり、雪が比較的多い道央圏であれば雪の捨て場に困ったりという話はよくありますね。
広ければいいというものでもありませんが、建坪ぎりぎりの狭い土地では工夫しようにもどうにもならないことが多いです。
不十分な下見で失敗!
積雪期あるいは夏草が茂っている時期に土地を見に行っても、雪や雑草のない状態がはっきり見えません。
現状をよく調べずに「ここでいいね」と決めてしまうと、いざ地面を見てみたら土地の高低差があって、平らにならすのに余分な出費が必要に…。
土地を整備するために予想以上の費用がかかり、家づくりの予算が減れば諦めなければならないことが出てくるかもしれません。
隣家の庭木や塀などの越境物の確認も、地面が見える状態で行うほうが確実です。
COZYではお客様と一緒に土地探しを進めたり、ご希望の家が建てられないような土地はご案内しないようにしたりしているので、上でご紹介したような失敗例はほぼないと思います。
ですが、「もう土地を購入しちゃった方」は案外多くいらっしゃって、特に僕が今いる北海道マイホームセンターのモデルハウスには、「土地は押さえたから家を決めたい」というお客様がお越しになることも。
そのお客様が選ばれた土地が、よくある失敗例でご紹介した土地だったりするんですよね…。
ハウスメーカーのスタッフとして言わせていただくと「先に土地を決めてしまう」ことも失敗につながりやすいパターンの一つです。
COZYのような規格住宅の場合、土地の形や広さに合わせて変更することは難しいのです。
注文住宅であっても、土地ありきで家を建てれば予算を超える可能性が高いです。
そもそも土地に不都合があれば、建てられる家に制約が出てしまい「こういう風に暮らしたい」という希望が叶うかどうかも危うくなってきます。
意外かもしれませんが「土地選びは最後」と覚えておいていただきたいです。
土地探しのタイミングについては、こちらのコラムもご覧ください。
札幌での土地探しはどのタイミングがベスト?手順や注意点も確認
失敗・後悔しない土地選びのポイントとは?
もう一度お伝えしますが、家づくりで失敗や後悔しないためには「土地選びは最後」!
理想の暮らしを叶えるためのお家ですから、そのお家を建てることのできる土地を探すべきです。
これを踏まえて、土地選びの失敗や後悔を避けるためにすべきことをもう少し考えていきましょう。
条件の優先順位を決める
土地選びの前に自分が何を重視しているか、まずは条件をざっと書き出してみてはいかがでしょうか。
土地の広さなのか、公共交通の近さなのか、日当たりなのか…思いつくままに書いてみて、だいたい出そろったところで優先順位をつけてください。
でも、全部が叶う土地はなかなかありません。
「上位3つくらいをクリアすればOK」と自分の中で決めておくと、迷った時の判断基準になります。
迷いすぎてなかなか決められずほかの人に買われてしまうケースもよくありますので、「この条件を満たす土地が出たら買う」という気構えを持ってタイミングよく決断することも重要です。
時間帯や季節ごとの変化も確認・イメージする
「これは!」と思う土地には、とにかく足を運ぶことが大切。
僕たちもお客様の土地選びのお手伝いをすることはできますが、お伝えできるのは土地の金額、広さ、周辺環境、写真といった情報だけ。
実際に行ってみて感じるものは人によって違いますし、現地で「あ、違うな」とか「ここだ!」とか、いわゆる「ピンとくる」ようなこともあると思うんです。
また、「日中見るとよさそうに思えたけれど、朝は車が多くて思った以上に通勤が大変」だとか、「昼間は雰囲気がいいのに夜は人通りがなくちょっと不安」だとか、時間帯によって土地の印象が変わる場合もあります。
季節ごとの変化については、特に北海道は雪が降りますから、生活道路の除排雪は例年どうなっているか近所の人に聞いてみるのもいいでしょう。
今後数十年住み続けると、2022年初頭のようなドカ雪の降る冬がまた何度か来るかもしれません。
せっかく新しい家を建てるのなら、「想定外」の事態でも車の出し入れ、雪捨て場の確保などができるように考えておきたいものです。
土地選び前に良い土地を見分けるコツも知っておこう
みなさんそれぞれにとって「良い土地」とはどういうものでしょうか?
「良い土地」といっても、定義は人によってさまざま。
駅が近くて便利な土地は「良い土地」に思えますが、駅から遠くても緑に囲まれて暮らしたい人には望みとは違うものになってしまいます。
ご自身の望みを「家」という形にするために、建てたい家、理想の暮らしをできるだけ具体的にイメージしてみましょう。
新しい家でやりたいことが例えばバーベキューだったら、そのためのスペースが確保でき、煙や話し声で隣家に迷惑がかからないようなゆとりも必要です。
理想の暮らしを考えて家づくりの具体案が組みあがってきたら、そこから土地探しを始めれば間違いありません。
とはいえ、お客様は初めて家を建てる方がほとんどで、そういった方が自分で土地のことを学ぼうと思ったり、土地を選んだりすることはなかなか大変だと思います。
疑問や不安がある方は、僕たちのようなハウスメーカーのスタッフにご相談いただくのが一番です。
ご要望に合う土地をご紹介できますし、ご自身で探す場合も適切にサポートいたします。
COZYでは土日を中心に土地探しに関するセミナーも開いていますので、「家を建てたいけれど何から始めたらいいかわからない」という方はぜひお気軽にご参加くださいね。
良い土地の探し方については、下記のコラムでも詳しくご紹介しています。
良い土地の探し方・見つけ方を解説!安い土地には理由がある!?
土地選びで失敗・後悔しないには希望が叶う家を建てられる土地を選ぼう
土地選びのよくある失敗例としては、旗竿地のような変形地や建坪ぎりぎりの狭い土地、下見が不十分なことによる土地の高低差などの見逃しといったことが挙げられます。
ハウスメーカーとしては、建てたい家のイメージが固まる前に土地を決めてしまうことこそが失敗しやすいパターンの一つだと考えます。
「土地選びは最後」を鉄則として、自分が望む条件の優先順位を決めておき、目を付けた土地には何度も足を運んで周辺環境を観察しましょう。
時間帯・季節ごとの変化まで考慮しながら検討することが大切です。
「良い土地」の定義は人によって異なりますが、強いて言うなら「希望が叶う家を建てられる土地がその人にとっての『良い土地』」。
新しい家でやりたいことを具体的に思い描きながら家づくりのプランを進め、建てたい家が見えてきてから土地探しを始めれば間違いありません。
迷ったときは僕たちハウスメーカーのスタッフも土地探しをお手伝いしますので、お気軽にご相談くださいね!