良い土地の探し方・見つけ方を解説!安い土地には理由がある⁉
こんにちは。COZYの堀江です。
これからお家を建てることを考えているみなさん、土地探しはどのように進める予定ですか?
日々のお仕事や家事育児に追われながら現地を見に行くのはなかなか大変なことですから、いい土地を効率よく見ていきたいですよね。
でも、そもそも「良い土地」って何でしょう?
そして「良い土地」の探し方・見つけ方のコツとは?
現地見学の際の注意点や確認すべきポイントもお伝えしていきますので、みなさんの土地探しにお役立てください。
まず「良い土地とは?」を解説!安い土地には理由がある!?
「良い土地」…何をもって「良い」とするかは、人それぞれの価値観が違うのでこれだと言い切るのはなかなか難しいですね。
言い換えれば「皆さんが求める暮らしに合う土地」ということになりますから、十人十色の答えがあると思うんです。
一方で、価格が安いというのはどなたにとってもメリットになるかもしれませんが、それはそれで理由があるもの。
そういった土地はむしろ「あまりおすすめできない土地」である場合も多く、注意が必要です。
ハウスメーカーのスタッフが積極的にご紹介することはないでしょう。
安い土地の特徴とは?その特徴から「良い土地」を探そう
リスクがある安い土地の例を挙げてみましょう。
下記の特徴に当てはまらない土地であれば、ある程度「良い土地」と言えるのではないでしょうか。
●狭小地
土地自体が小さくて間口が狭く、お家を建てられる面積がすごく小さくなってしまいます。
車も横付けにするか縦列駐車にするかでないと停められなくなってしまうので不便を感じることも。
家を建てる際も、間口が狭いために工事車両を停める場所がなく、ご近所に迷惑をかけてしまうこともあります。
実例として、私のお客様がご自身で探してこられた土地が北向きの狭小地だったことがあります。
予算を抑えたいお気持ちは理解できるとはいえ、ご希望の30坪のお家を建てるには隣家との距離が十分取れないほどコンパクト。
また、北向きでも土地が広ければ日当たりの確保はできますが、この土地面積ではリビングや主寝室に光が入るような設計は難しいと考えました。
その結果、「結論としてはおすすめできない」と回答させていただいたことがあります。
●高低差がある土地
お家を建てる前に地面を平らにする工事の費用が余分にかかるのが難点。
また、家の脇が傾斜になっていると周りのお家の土や雪解け水が流れ込んでくる場合も。
こうしたものの流入を防ぐために土留め工事も必要になると、予算がさらに圧迫されます。
●事故物件
人間の心理として、事件事故で人が亡くなっている土地などはつい避けたいと思ってしまうのは当然。
何か不都合なことが起きた時、「ここは事故物件だったから」と土地のせいにするのも嫌ですよね。
人の死に直面する機会の多い医療関係の方などは「気にしないよ」とおっしゃることもありますが、やっぱり気にして避ける方の方が多いです。
●私道に面している土地
古い住宅街だと、家の前の道路が誰かの所有物になっていることがあります。
もし所有者が「この道に車を入れないで」と言えばお家に入れなくなってしまうので困りますね。
そういったトラブルが絶対にないとは言い切れないので、このパターンも避けた方が無難です。
●旗竿地
ポールに旗が付いているような形の土地を旗竿地と言い、一番安く出るのがこのタイプ。
旗の部分にお家を建てるのですが、周りをほかの建物に囲まれているなどして、ポール部分の道を通らないとお家に入れません。
お家を建てる敷地自体が四角形でない変則的な形をしていたり、道も工事車両が通るのに不便なほど狭かったりするので、工事がしにくいというのがおすすめできない理由の一つ。
また、四方をよそのお宅に囲まれていると視線が気になり、住んだ後の快適さもあまりいいとは言えません。
多少の不便を考慮しても優先すべき条件が満たされていると考える人には、上記のような土地も上手に活用することができるかもしれませんが、一般的には「良い土地とは言えない」と考える人が多いでしょう。
良い土地の探し方・見つけ方のコツを詳しく紹介!
日々の生活もお忙しい中で、土地探しを進めていくのは時間のやりくりなども大変だと思います。
上手な探し方・見つけ方をアドバイスさせていただきますね。
現地へ何度か足を運ぶ
私としては、「良い土地」とは周りの環境も含めての評価になると思っています。
お家でも通勤途中でも土地を探せるWEBサイトなどは便利ですが、いいなと思えるところには、ぜひ実際に足を運んで周辺の雰囲気を体感してほしいです。
ご近所さんの様子も何となくわかるかもしれません。
ご自身の求める条件にぴったりの土地でも、例えばお隣がゴミ屋敷だったりすると(本当にこういうことがあります!)理想の暮らしどころか普通の生活に支障をきたす場合があります。
できれば複数回、朝だったり晩だったり時間も変えて見に行ってみると、参考になることがいろいろと見つかるはずです。
自分の軸を決めておく
毎日のように土地探しをしているとクリップする情報ばかりが増えていき、「何が自分にとって『良い土地』なのか」がわからなくなってきます。
ご自身で条件を設定する際に、追加条件を軸として見ていくと、自分にとって良い土地か、合わない土地かがわかりやすくなりますよ。
例えば「小学校が近い」のがよければ徒歩何分までを近いと考えるか、「周りに公園がある」ならどんな設備がほしいかなど、具体的に条件を決めていきましょう。
さらにそれらの条件の中で絶対に外せないもの、妥協できるものを分けておくとより選びやすいと思います。
エリアにこだわりすぎない
校区の関係などで「どうしてもここに住みたい」という強い希望をお持ちでなければ、エリアはあまり絞らない方が良い土地に出会う可能性が高まります。
エリアを固定してしまうといつ土地が出るかとひたすら待つことになりますし、そもそも出てくる保証もありません。
もしエリアにこだわるのであれば「〇月まで」と期限を決め、それで出てこなかったら範囲を広げるという方法ではいかがでしょうか。
迷ったら客観的なアドバイスを求める
良い土地に出合っても、これから長く住むことや大きな買い物でもあることを考えると、多くの人は「本当にこれでいいのかな」と、最後に迷うと思うんです。
そんな時はハウスメーカーの担当者や、ご家族・ご友人など周りの人に相談してみるのがいいですよ。
自分ではここがいいと思っているけれど、こういう理由でまだ決断できないと、言葉にして話してみましょう。
私がご相談を受けた場合は、比較対象をご用意してお見せします。
お客様が迷っている土地と似た条件の土地をお探しして比べると、「やっぱり選んだ土地でいいんだ」あるいは「そこまで秀でているわけでもないからもうちょっと探してみよう」という感想が出てくることも。
似た土地と比較してみることで、本当にその土地でいいのか判断がつきやすくなるようです。
良い土地を探す前に注意点&確認のポイントをチェック!
土地探しをしよう!と決断すると、いろいろな知識を得るために勉強する方もいらっしゃると思います。
確かに、建蔽率、容積率、接道義務や北側斜線制限などを知っておくと土地探しの役に立つでしょう。
もちろんご自身で勉強して知りたいという方は素敵ですし、こちらとしても助かりますが(笑)、そうでなければ「細かく知らなくても大丈夫ですよ」とお伝えしたいです。
気になる土地が良い土地かどうか知りたかったら、ハウスメーカーの担当者に聞けばおすすめできるかできないか正直に答えてくれるはず。
知識が必要だとすれば、そんなやり取りの中で覚えていっても遅くありません。
土地探しで気を付けていただきたいのは、自分で自分に「土地を見なきゃ」とプレッシャーをかけてしまうこと。
毎日こなさなければならない「タスク」になってしまうと、お家づくりの楽しさが半減してしまうかもしれません。
無理のない範囲で負担をかけすぎないように、土地探しの過程も楽しんでいただけたら一番いいなと思っています。
良い土地の探し方・見つけ方は理想の暮らしをイメージしながらがポイント!
「良い土地」の定義は人それぞれですが、「あまりおすすめできない土地」を避けることが、失敗しないための最低限の条件です。
「あまりおすすめできない土地」とは、狭小地、高低差がある土地、事故物件、私道に面している土地、旗竿地といったもの。
まずは、こういった条件の土地は避けて土地探しを進めましょう。
良い土地を見つけるには、現地へ足を運ぶこと、自分の軸を決めておくこと、エリアにこだわりすぎないことがポイント。
最終的に迷ったら、ハウスメーカーの担当者やご家族・ご友人に自分の心情を言葉にして話し、客観的な意見を求めるといいと思います。
また、同じような条件の土地と比較することで決断しやすくなることもあります。
「土地探しの前に知識を身につけないと」「毎日一つでも多く土地を見ないと」と、自分で自分にプレッシャーをかける必要はありません。
お家づくりは本来楽しいものですから、良い土地かどうかの判断材料はハウスメーカーの担当者からもらえばいいですし、土地を見ることが毎日のタスクになっては楽しみが半減してしまいます。
当社へお越しになるお客様のほとんどがお家づくり未経験の初心者です。
知らないことばかりで当たり前ですし、そこをフォローするのが私たちの役目だと思っています。
そろそろ家を建てようかなと思い始めたら、自分で苦労して土地を探したりする前に、まずハウスメーカーにご相談いただくのが効率のいい方法です。
理想の暮らしが叶うお家が建つ「良い土地」を一緒に見つけましょう。