新築で後悔しがちなオプションは?どんな選び方をしたらいい?
こんにちは。COZYの竹本です。
ご家族の理想の暮らしを実現するお家づくり。
好きなデザインや設備を選んでいくのって、とても楽しいですよね。
COZYのような規格住宅の場合、標準仕様でも十分な性能や設備を備えていますが、もうワンランク上のデザイン性や機能性を求める方には「オプション」という選択肢もあります。
カタログを見るとどれも欲しくなっちゃって(私もそういうタイプです)、迷ってしまうことでしょう。
悩んで悩んでようやく決めたのに、実際使ってみて「あれ?」となって後悔してしまうのはとても残念。
オプションの追加はお金もかかることですし、後悔がないようにオプションを選ぶにはどうしたらいいか、アドバイスさせていただきます!
新築のオプション選びで後悔しがちなケースとは?
まずはじめに皆さんにお伝えしたいのが、「新築のオプション選びで後悔する」と言ったって、オプション自体には何の罪もないんです。
「『いいな』と思ってオプションを付けてみたけれど、自分たちの暮らしには合わなかった…」
これがオプション選びの後悔のもと。
「失敗しない家づくり」がコンセプトの一つとなっているCOZYでは、初めにお客様とじっくりお話をしてオプション選びをサポートしていますが、一般的には以下のようなオプションを選択したことで後悔するケースがあると聞きます。
床下収納
少しでも収納スペースを増やそうと、キッチンの床下などを有効活用できる床下収納をつけるケースがあります。
床下収納には、大容量の調味料とかお酒とか、ぬか床なんかを置いておく人もいるようですね。
しかし、屈んで物を取るのがだんだん面倒になってきて「使わない人は使わない」という存在に。
うちにも実は床下収納がありまして…わかります!(笑)
電池式のタッチキー
玄関のタッチキーはとても人気があるオプションの一つ。
鍵がバッグやポケットに入っていても指先でボタンを押すだけで解錠するので、荷物が多い時でも本当に便利です。
ただ、タッチキーのリモコン側(持ち歩くほう)が電池式だと「電池切れで焦った!」という話を聞いたことがあるので、「電池式じゃないほうがよかった」と後悔する人もいらっしゃるかもしれません。
趣味の部屋や設備
ご自分の趣味を充実させたい場合には、間取りや設備のグレードアップを考える人は多いです。
例えば、シアタールームやマガジンラックなどといった趣味を満喫するための部屋や設備を設置することも。
でも、やがてお子さんが生まれたり、ライフスタイルに変化があったりして暮らし方が変わると、趣味の時間が持てなくなるということがあるかもしれません。
せっかくのシアタールームが物干し場に…なんていうケースは「あるある」です。
アクティブなご家族だとボルダリングの壁(クライミングウォール)を付けるのも流行っていますが、最初だけ使って、結局ただのオブジェになってしまうともったいないですね。
無垢材の床
無垢材の床は、きちんとメンテナンスして育てていけるならとても素敵ですが、共働きで毎日時間に追われていると休日をメンテナンスに充てるのも大変です。
のちのちお子さんが生まれたり、ペットを飼ったりすれば、「汚れや傷が付きにくい床材にしておけば苦労しなかった」と思うことがあるかもしれません。
鉄骨階段
抜け感があってかっこいい鉄骨階段ですが、小さいお子さんがいる場合は足を踏み外すのが心配です。
デザイン重視で選んだのに、お子さんの安全のために後から手すりに網を付けることになると、イメージも変わってしまいます。
うちも2歳になったばかりの怪獣みたいな子どもがいるので…何を見ても「これは危険かどうか」という観点で考えるようになってしまうんですよね。
天窓
家の中から空が見え、明かり取りにもなる天窓ですが、下にある家具や床が紫外線の影響で劣化しやすいというデメリットがあります。
北海道の場合、冬は雪をひんぱんに降ろさないと天窓の意味がなくなってしまいます。
どれも「いいな」と思う人が多いオプションだと思いますが、初めはよくても自分たちの暮らしに合わなくなってくる可能性を考えておいたほうがよさそうです。
新築のオプション選びで後悔しないために!おすすめ&選び方のコツ
新築住宅のオプション選びで後悔しないために、多くの方に「これは間違いなし」とおすすめできるオプションと選び方のコツをご紹介しましょう。
新築におすすめのオプション
最近の傾向では「家事を時短できる」「お手入れが楽」といった観点でオプションを選ぶ方が多いように思います。
■食器洗い乾燥機(食洗機)
「新築といえば食器洗い乾燥機(食洗機)」というくらい人気が高いオプションです。
4人家族くらいになると手で洗うより節水効果が高いともいわれていますし、汚れた食器を全部食洗器に入れてしまえばシンクを何もない状態にしておけるからいいという人もいます。
COZYでは、「Miele(ミーレ)」というメーカーの食洗機が注目されています。
※プランによって付けられない場合もございます
Mieleは引き出し式タイプの食洗機ではなく手前に扉を開くタイプとなっており、大容量で洗浄力も高いということから欲しいと考える方が多いですね。
こちらのコラムもあわせてぜひご覧ください。
新築キッチンのおすすめデザインや機能は?あると便利なオプションも
■タッチレスキー&タッチレス水栓
タッチレスの玄関キーは、タッチキーのさらに上をいく便利なオプション。
キーを持っている人が近付くだけで解錠します。
寒い日に子どもを連れて外出した時なんかは鍵を探す間も惜しいですもんね。
ほかには、タッチレス水栓も人気上昇中。
洗剤の泡が付いていても手をかざすだけで水が出てくるのですごく楽です。
■手洗い場(手洗いスペース)
新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあってか、「玄関近くに手洗い場を設けたい」と希望される方が増加しました。
ボウルを深めに作り、ワンちゃんの足を洗うのにも使いたいというご要望もあります。
流行の間取りについては、こちらのコラムでもご紹介しています。
今流行り&おすすめの間取りは?後悔しないためのポイントも紹介
■エアフープ
「エアフープ」とは物干し竿を渡すための吊り輪を天井から下げるアイテムで、吊り輪の部分は取り外し可能。
洗濯物を取り込んだら外してコンパクトにしまっておけるというところがポイントで、COZYでは8割くらいのオーナー様が付けている人気の高いオプションです。
ランドリースペースがないプランで、子ども部屋にエアフープを付けて使っている方もいらっしゃいます。
お子さんが成長して使わなくなったら、吊り輪を外しておけば天井の留め具は残しておいてもそれほど目立ちません。
お布団を干せるほど丈夫ですし、長さも使う方の身長に合わせて3段階から選べます。
こちらのコラムもぜひチェックしてみてくださいね。
新築住宅におすすめの洗濯スペースは?便利なオプションもご紹介!
■洗面化粧台
よりおしゃれなデザインにこだわりたいという方は、洗面化粧台もオプションで選ぶことができます。
中には、タッチレス水栓付きや除菌水が出るものなど機能面が充実した製品も。
COZYでは造作の洗面化粧台には対応できませんが、TOTOさんの製品で造作っぽいデザインの洗面化粧台があり、それがすごく人気なんですよ。
ボウルの形も選べるので、COZYのオーナー様のInstagramを見て「こういう風にしたい」という声をいただくことが増えています。
新築の洗面台にはTOTOのサクアがおすすめです。こちらのコラムで紹介しています。
新築の洗面台ならTOTOサクアがこんなに便利!TOTOショールーム探検vol.3
おすすめオプションはまだまだいっぱいあるのですが…キリがないですね。
オプションの範囲は、ハウスメーカーによってさまざまです。
COZYではこれまでのオーナー様のご意見を生かして、「使いやすい」という声が多いオプションは徐々に標準仕様化しています。
例えば、下記のように普通ではオプションとなるレベルの仕様が、初めから標準として付いているんです!
- ワンタッチで原水と浄水とが切り替えられる浄水器
- キッチンの面材とデザインを合わせることができる造り付けの食器棚
- 30年保証の付いた外壁
- 空気を含ませた水流で軟らかな肌当たりのシャワーヘッド
その上でデザイン性や機能性をさらに求めるのであれば、「オプションブック」から選んでいただくこともできます。
オプションブックは相談に来てくださった方や資料請求してくださった方にお渡ししていますので、気軽にお問い合わせください。
COZYのInstagram(@cozy_sapporo)で、オーナー様方がどんなオプションの使い方をしているかチェックするのも参考になるかと思いますよ!
「新築住宅におすすめの設備&オプションは?重宝する10選をご紹介!」でも詳しくご紹介していますので、こちらもぜひ目を通してみてください。
新築のオプション選びのコツ
新築住宅のオプション選びに迷ったら、私のお客様にはまず欲しい物を全部リスト化することをおすすめしています。
オプションを全部付けたらお金もその分かかってしまいますから、リストを一緒に見返して、本当に使う?使わない?というところを、お客様と一緒にしっかり考えます。
例えば、お客様が「木製ブラインドかっこいいなー」とおっしゃっていても「お掃除はすごく大変ですよ」とデメリットもお伝えして、「ドレープカーテンやロールスクリーンにもいいデザインがありますよ」と、代替案をお出しすることも。
そういったやり取りの中で「絶対使う」ものと、「余力があったら付けたい」ものとを分けて、優先順位の高いほうから決めていただくと、後悔のないオプション選びができると思います。
他にも、先輩オーナーの感想をチェックするのもおすすめ。
私が担当したオーナー様で、書斎スペースに造り付けのカウンターを設けるかどうかで悩まれた方がいらっしゃいました。
多くの前例から考えておすすめできるオプションだと思っていたのですが、オーナー様は「子どもたちが巣立ったら子ども部屋を書斎にできるかも」「そうなると書斎スペースはいずれファミリークローゼットとして使うかも」とお考えになったようです。
そういうわけで、「ファミリークローゼットになるとしたらカウンターがないほうが自由度が高くなるし、書斎として使う間は自分で動かせるデスクがあればいい」という結論に。
やっぱり使い方をイメージするって大事だな、と感じたケースです。
自分たちならデメリットをどう活かすかや、先輩オーナーの感想をどう捉えるか、家族で話し合ってみるのもいいと思います。
新しいお家での暮らしをイメージしながら、暮らしに合うオプションを選んでくださいね!
先輩オーナーが後悔したケースも参考に自分に合うオプションを!
新築のオプション選びで後悔するケースは、オプションアイテムの役割と自分たちの暮らしが合わなかった時。
このコラムでは、使わない人は使わなくなる「床下収納」、電池切れで焦る可能性がある「電池式のタッチキー」、生活環境や家族構成が変わると使わなくなるかもしれない「趣味の部屋や設備」、しっかりしたメンテナンスが必要な「無垢材の床」、小さなお子さんにはちょっと心配な「鉄骨階段」、家具や床を傷める可能性がある「天窓」のケースを挙げてみました。
新築住宅でおすすめのオプションはたくさんありますが、実際にお客様から要望が高く、ハウスメーカースタッフとしてもいいと思えるのは、食洗機、タッチレスキーやタッチレス水栓、手洗い場、エアフープ、洗面化粧台のグレードアップなどです。
オプション選びで後悔しないためには、欲しい物をすべてリスト化して「使う」「使わない」をしっかり考え、「絶対欲しいもの」と「余力があったら付けたいもの」を分けておくこと。
ハウスメーカーの担当者にデメリットを聞く、SNSなども活用してこれまでのオーナー様の事例や感想をチェックするなどもおすすめです。
新しいお家での暮らしをイメージしながら、暮らしに合うオプションを選んでくださいね!