食器洗い乾燥機や浄水器は新しいキッチンに必要?クリナップ最新キッチン事情vol.5
こんにちは、田上です。
システムキッチン製造メーカー・クリナップさんを取材したコラムもいよいよ最終回!
第1回目はクリナップ新築システムキッチンの魅力
第4回目は「洗エール」で換気扇掃除とおさらば!?レンジフードも自動洗浄!
について、キッチンの選び方や役に立つ情報を聞いてきました。
今回は、新しいキッチンに取り付けるべきか悩む「食器洗い乾燥機」と「浄水器」の費用やメリットなどの疑問を、札幌ショールームの成田菜々子さんに答えてもらいました。
家計がかさむと心配するお客さんが多い2つの設備ですが、生活スタイルによってはお得だったり、長い目で見てみると必要かもしれませんよ。
みなさんのライフスタイルに合うかどうか、コラムを参考に考えてみてくださいね。
食器洗い乾燥機はまとめ洗いで家事の時短&節約
ライフスタイルで考えよう!実際にかかるコストは?
田上:最近では、食器洗い乾燥機内蔵のシステムキッチンが当たり前のように用意されていますが、クリナップさんのお客さんは取り付ける方が多いですか?
成田:共働きの方に食器洗濯機は喜ばれていますが、「しっかり手洗いした方が安心」というお客様ももちろんいらっしゃいます。
家族構成や生活スタイルなどを考え、必要かどうかしっかり検討されている感じですね。
田上:僕のお客さんは検討する以前に電気代を心配して、「パパッと手洗いしちゃうので、食洗機はいらないです」と決め付けちゃってますね。
成田:それは当社でも同じです。手洗い派の方がご来店されると、オプションで付けられる水切り用のプレートやカゴを検討されたり、市販品のカゴが置くスペースがあるか確認されます。
田上:「キッチンに水切り用のカゴを置くスペースはありますか?」って僕もよく聞かれます。
実際、食洗機を使うと手洗いより割高なんでしょうか?
成田: 5人分の食器が一度に洗える大きさの機械ですと、電気や水道の料金を含めて1回約25円。
電気を使うのでコストが掛かると思われがちですが、食洗機は手洗いより節水できますので、まとめて洗えば食洗機の方が省エネです。
田上:あー、確かに手洗いだとお湯をたくさん使いますもんね。年末年始やホームパーティーなど、人が集まる時は特に水道代がかさみそう。
成田:そうなんですよ。しかも、食洗機があると最後に食器を入れた人がスイッチを押して動かせばいいので、今まで食器洗いを担当していた奥様方の負担も減らすことができます。
田上:僕は料理ができないので、せめて食器洗いはしますよ~(笑)。
でも、成田さんの言う通り子供もお手伝いできるし、多くの女性が大変な食器洗いから開放されますよね。
僕の両親が食洗器の便利さに慣れて手洗いしなくなった理由がよく分かるな。
最近の食洗機はお子さんにも安心
成田:田上さんのご自宅には食洗機は設置していないんですか?
田上:僕の家にもありますが、妻も費用を気にするタイプで…。食洗機は月1回しか使用しないですが、節約のために2回分の食事をまとめ洗うという手はいいですね。
あ、でも、食洗器って熱いお湯を使うので排気も熱いですよね…?小さいお子さんがいる家庭は火傷を心配するかも…。
成田:最近の機種は、使用するお湯が約60℃と従来型より温度が低くなっています。
約40℃まで下げて排気するので、小さなお子様がいる家庭でも安心して使える設計になっていますよ。
田上:へぇ~。食洗機について意外と知らないことばかりだったな。お客さんはもちろん妻にも教えてあげよう。
購入した水の使い道は?使用頻度で浄水器を検討
成田:新しいキッチンで浄水器を取り付けるか悩まれる方がいらっしゃいますが、COZYさんのお客様はどうですか?
田上:取り付けたいという方はたまぁにいます。ほとんど飲み水は買う派かな。
成田:「北海道は水がキレイだから水道水を飲んでも平気」というお客様はまだまだいらっしゃいますが、道内でも水を購入する方は増えていますよね。
特に小さいお子様がいるご家庭は気にされているお客様が多いように感じます。
田上:僕も実家で暮らしている時は全く気にしないで水道水を飲んでました。でも妻は気にするタイプで。
結婚して初めて浄水器の水を飲んだ時はおいしくて驚きましたよ。
成田:浄水を飲むと、水道水に戻れない気持ち分かります。もちろんミネラルウォーターも同じことだと思います。
でも、スーパーなどでペットボトルを購入したり、専用ボトルに汲む場合、重くて運ぶのが大変。そこで浄水器を検討される方もいらっしゃいます。
田上:最近では飲み水としてだけじゃなく、野菜やお米を洗ったり、料理に使う人もいますからね。
ところで成田さん、僕の自宅のキッチンには蛇口が2つあって、水道水用と浄水用が分かれていますが、このキッチンには蛇口が1つしかないですよね?浄水器が付いていないタイプですか?
成田:いえ、そちらも浄水器が付いたタイプです。
浄水器は大きく分けて2タイプありまして、蛇口に浄水器が内蔵された「一体型」と、シンクの下にタンクを取り付けて専用の蛇口を取り付けた「ビルトイン」のご用意があります。
田上さんのご自宅は「ビルトイン浄水機」ですね。
田上:つまりこのキッチンは「一体型」で、1本の蛇口で水道水と浄水を切り替えられということですか?
成田:そうです。蛇口に付いたボタンですぐに切り替えられるので、洗い物中にお子様が「お水を飲みたい!」となってもすぐ浄水を出すことができます。
しかも、年3回のカートリッジ交換は、シャワーヘッドを取り外して入れ替えるだけで簡単です。
田上:え~!それなら一体型の方が楽じゃないですか。
何で僕の家はビルトインタイプなんだろう?シンクの下にタンクがあって交換しにくそうだし…。
成田:田上さんの奥様はお料理でも浄水を使いませんか?浄水器の違いは使用量にあって、「一体型」は1日10L、「ビルトイン」は1日20Lくらいが目安。
ビルトインタイプのタンクはシンクの下にありますが、カートリッジ交換は年1回でいいんですよ。
田上:へぇ~、初めて知りました。でも、たくさん水を使えるビルトインは、コ一体型よりコストが高くなりますよね?
成田:初期費用はビルトインの方が高いですが、カートリッジの交換費用はどちらも1年間1万~1万5000円くらいであまり差はありません。
田上:ランニングコストがほとんど変わらないなら、「浄水を何に使いますか?野菜やお米を洗ったり、お料理にも使いますか?」ってお客さんに聞いて、使用頻度でおすすめしてあげると親切ですね。
成田:とても良いと思います。
ちょっと余談ですが、当社には水道水を電気分解する「還元水素水整水器」というお水にこだわる方、お料理好きの方に注目されている商品もありますよ。
田上:還元水素水?何だか体に良さそう。どんなお水なんですか?
成田:水道水に比べて浸透力が高く、ダシやお茶が早くしっかり抽出でき、飲み水としても胃腸に優しいといわれています。
弱酸性のお水になので手荒れ、肌荒れに悩む方にもおすすめです。
田上:お水って健康や美容に関係あるんですね。還元水素水までは手が出せなくても、これからのライフスタイルを考えて浄水器を検討してみるのはありですね!
全5回にわたってご紹介したクリナップさんへの突撃取材
クリナップさんの商品と成田さんのご説明が素晴らしくてどんどんにのめり込み、全5回のご紹介にまでなってしまいました。
嫌な顔ひとつせずに、たくさんの時間をお付き合いいただきありがとうございました!
またわからないことがあったら、懲りずに聞きに行きますね。笑
札幌COZYの新築一戸建て住宅の施工事例で実際のお客様のキッチンをチェックしてみてください。