新築二世帯住宅が成功する間取り例!間取り別のメリット・デメリット
こんにちは、COZY札幌厚別ショールームの宇佐美です。
「二世帯住宅の新築を考えているけれど、どんな間取りがいいんだろう?」とお悩みの札幌の方はいらっしゃいませんか?
今回はそのような疑問にお答えすべく、子世帯・親世帯が一つの建物で穏やかに暮らすための、二世帯住宅の間取り選びのポイントをお伝えします。
二世帯住宅の間取りは共用?独立?それぞれのメリット・デメリット
新築で二世帯住宅を建てたいと思ったとき、まず迷うのが「共用型」にするか「独立型」にするかですよね!
COZYの二世帯住宅の間取りは、大きく分けて「共用型」と「独立型」のふたつ。
まずは、それぞれの特徴、メリット・デメリットをご紹介しましょう。
「共用型」とは?
「共用型」とは風呂、トイレ、玄関など住まいの一部を共用し、寝室やリビングといったプライベート空間は別々に設けるという間取りのことです。
プライベート空間の分け方は、上下(1階と2階)または左右のどちらか。
「寝室、リビング、キッチンは別で風呂、トイレ、玄関は共用」「玄関のみ共用」「風呂のみ共用」などの事例があります。
メリットは、「二世帯が同じ空間で過ごせる」「祖父母と孫が触れあえる」「家族の顔を合わせやすい」など。
そしてデメリットは「プライベートが確保しづらい」ことです。
義父母と自分しかいない時間は、どこでどう過ごすのか。
そういった問題が出てきますね。
また生活リズムが違う世帯であれば、帰宅時や入浴時の物音が気になってしまうというデメリットもあります。
ちなみに共用型には「完全共用型」という間取りもあります。
これは水回りや玄関など、個室を除く全ての空間を共用するパターン。
建築費用が抑えられたり、二世帯が毎日顔を合わせることができるなどのメリットもあります。
ただし、共用型よりもさらにプライベートは確保しづらくなります。
「独立型」とは?
一方「独立型」は共用スペースを設けず、それぞれの世帯でキッチン、風呂、トイレ、玄関を設ける間取りです。
「玄関ポーチだけ共用にする」「玄関は別だけど中のひと部屋は扉で仕切る」など、一カ所だけき行き来できる部分が必要ですが、あとは完全に分かれています。
分け方は共用型と同様で上下、左右のどちらでも可能です。
メリットは、ひとつの建物といえども「世帯の空間がしっかり分けられること」。
そしてデメリットは、「子世帯よりも、親世帯のスペースが狭くなりがち」なことです。
それぞれのスペースが独立しているといっても、戸建て2戸分の間取りは取れません。
そうなると、子どものいる子世帯の方が広くなってしまうんですよね。
「一戸建てでこの狭さなら、マンション住まいと変わらないのでは?」といった感覚を抱く方もいらっしゃいます。
新築二世帯住宅ではどちらの間取りを選べば成功?
では、どちらの間取りを選べばうまくいくのでしょうか?
その答えは、すばりこれ!という正解があるわけではなく、家族構成や家族の関係によって異なるんですよね。
COZYでは「住んでからの暮らし」を大切に考えていますが、それは二世帯に関しても同じで、「建てたあとどのように暮らしたいのか」をよく考えることが成功のポイントかな、と思っています。
例えば共用型向きなのは「子世帯が共働きで、子どもは親世帯が見てくれる」という場合。
親世代も子どもと触れ合う時間を持てますし、子世代としては子育ての負担が減るので親世代子世代両方に利点があります。
「親世帯と仲がいいので一緒に暮らしたい」という思いがある場合も共用型がうまくいくでしょう。
逆に「子世帯と親世帯でつかず離れずの距離を保ちたい」という場合は独立型がおすすめです。
独立型なら世帯ごとに団欒の時間を持てますし、顔を合わせたい時はすぐ会いに行くことができます。
ずっと親と一緒にいるとストレスになるという方には、ちょうど良い間取りと言えます。
また「義父母と一緒の水回りを使うのは抵抗がある」という場合も、独立型がいいですね。
水回りを共用にすると、掃除や使う時間を巡ってトラブルになることもあります。
そういったトラブルを避けたいなら独立型がおすすめです。
新築二世帯住宅の間取りを決めるときは気遣いも大切!
夫と妻のどちらの親と住むのかによっても事情は変わってきます。
自分の親と住むならいいですが、どうしても義親と同居するとなると気を使います。
間取りを決める際は、しっかりと相手を気遣うことが大切です。
妻とその両親の仲が良く「共用型」を希望するなら、夫の意見をしっかり忖度したいところです。
その環境だと「自分の居場所がないかも…」と感じてしまう男性が多いので、PCスペースやプチ書斎など一人の空間を作ってあげたり、やりたいことはないのかを聞いてみたり。
夫が寛げる場所をつくってあげたらいいと思います。
逆に夫の親と住むなら、「独立型」を選ぶのがベター。
共用スペースがあると嫁姑の家事のやり方がそれぞれ目についてしまい、お互いにストレスが溜まりそうですし、嫁姑問題勃発!なんてことにもなりかねません。
妻と母の気持ちを推し量り、手を打っておきましょう。
そして夫や妻の意見を聞くのはもちろんですが、親世代の意見もしっかり聞きましょう。
また、子世帯がショールームに行く場合は、親世帯のことが後回しになり、自分たちの要望ばかりを膨らませてしまいがちです。
親世帯の要望にも耳を傾け、なおかつ「仏壇をどうするのか」「親戚の集まりはどうするのか」といったところまで考えておくと、将来起こりうる問題を防げますよ。
仏壇・神棚を設置する場合はあらかじめ場所を決めておかなければなりません。こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
新築二世帯住宅の成功間取りで幸せな暮らしを!
ふたつの世帯がひとつ屋根の下で暮らすのですから、すべてが全員の思い通りには行きません。
でも、二世帯だからこそのいいこともたくさんあります!
かくいう私の家もそうなのですが、親の土地に二世帯住宅を建てるケース。
こちらでもお伝えしていますが、私のところは元は二世帯の予定じゃなかったので、土地は自分で買おうと思っていました。
それが、妻の親の土地に建築となりました。
最初は、男として少しだけ肩身が狭く感じたものの、金銭的な面では大変なメリット!
札幌市内の土地相場が高騰している今、有り難い限りです。
自分たちの子どものことで、親を頼りやすいという面もあります。
仕事やおでかけの時に子どもを見てもらうにしても、実家が遠い場合は難しいですから。
また、親に何かあった時も安心ですし、いつも誰かが家にいる環境は防犯上いいですよね。
子世帯だけでは「仕事が忙しい」などの理由でないがしろになってしまいがちな、お盆やお彼岸、お墓参りといった日本らしい家族の伝統行事も、子の代まで伝えていけそうです。
お互いを思いながら、しっかり話し合って、理想の二世帯住宅を目指してください。
札幌COZYの新築間取りでも参考にできる間取りがたくさんです!
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
二世帯住宅をご検討の方は、こちらの関連コラムも読んでみてください!