一戸建ての光熱費は高いと思い込んでいませんか?
給湯、暖房、電気などを使うことで発生する光熱費。
「一戸建ては家が広くなるから、光熱費が高くなる」「2倍くらい値段が上がる」と思っている方がほとんどではないでしょうか?
実は光熱費は、賃貸でも一戸建てでもあまり変わりません。
それが本当なのか、COZYのお客様2組の北海道で一番寒いといわれる2月の光熱費をご紹介します。
水道代はどの地域も大きく差が出ないので、今回は省いています。
<Aさん宅>一戸建てにして光熱費が下がった!
【賃貸】4人暮らし
・電気代・・・・・・・・9,000円
・ガス代(プロパン)・・・18,000円
合計27,000円
↓
【一戸建て/3LDK、27坪】4人暮らし
・電気代・・・9,000円
・灯油代・・・16,000円
合計25,000円
Aさんの場合は一戸建てにして家が広くなっても電気代はそのまま。灯油の給湯暖房に変えたことで、2000円もダウンしました。
一戸建ては主な熱源となる灯油、プロパンガス、都市ガス、電気を基本的に自由に選べますから、灯油とプロパンガス、電気の3つを利用する方もいれば、オール電化にする家庭もいるなど、選び方でちょっと差が出ることがあります。
一方で、灯油はガスに比べて価格の変動があることを覚えておくといいですね。
<Bさん宅>光熱費は上がったけれど……?
【賃貸】3人暮らし
・電気代・・・・・・・・8,000円
・ガス代(プロパン)・・・18,000円
合計26,000円
↓
【一戸建て/4LDK、31坪】4人暮らし
・電気代・・・・・・・・8,000円
・ガス代(プロパン)・・・22,000円
合計30,000円
Bさんの場合も電気代は同額。
ガス代は4000円もアップし、「賃貸よりちょっと光熱費が上がっちゃいましたね」と気にする私に対して、お客さんはまったく気にしていない様子。
それどころか「光熱費は高くなったけど、いつも家の中が暖かくて、みんな喜んでるんだよ」とうれしそう。
このお客さんが賃貸に住んでいた時は、家に小さな暖房機しかなく、朝起きると寒い。
お風呂場も脱衣所も冷えていて、湯上りは凍えるという状態だったそうです。
新築にしてみると、朝凍えて起きることもなくなり、湯冷めもしない。
仕事から帰ってきて家中が暖かい。そういう生活の質が上がったことに4000円の価値があると感じたんです。
お客さんの中には光熱費だけ気にして一戸建てを諦める方もいます。
でも、新築したお客さんは口々に「賃貸よりも暖かくて快適!」と話してくれます。
みなさんなら、この4000円アップをどう考えますか?
もっと節約したい人は省エネ設備の導入も検討を
光熱費をもっと抑えたいという人は、以下の省エネの設備を取り付けるのも一つの手です。
コストはグンと下がりますが、自分たちの生活スタイルと、初期投資と戻りの金額を考えて、本当に必要かよく検討してください。
エコジョーズ
天然ガスを使った省エネの給湯暖房熱源機で、お湯を作る時に発生する熱を暖房や浴室暖房乾燥機などに有効活用するので、光熱費を抑えることができます。
ボイラー1台なので省スペースです。
コレモ
エコジョーズにプラスして使う天然ガスの自家発電システム。
発電した時に出る熱を給湯や暖房に利用します。
コレモを導入することで暖房燃焼を抑えるほか、余った電力は売ることもでき、エネルギーの無駄をなくすことができます。
光熱費の節約はまず自分の生活スタイルを見直そう
今回紹介した金額は、あくまで一つの例です。
光熱費には暮らし方が大きく影響しますので共働きの家庭と、主婦で1日中家事をしている家庭では金額に差が出るのは当然ですね。
省エネの設備を検討するのもいいですが、それ以上に無駄に熱を発生させないことが重要。
自分たちの暮らしで見直せるところはいっぱいあります。
私の妻は電気をつけっぱなしにしちゃっても気にしないタイプ。
私がスイッチを切って節電していますが、自分は歯磨きの時に水を出しっぱなしに……。そういう無駄を改善しなきゃダメですね(笑)。