小さい部屋でも書斎は叶う!テレワークに活用できる工夫や間取り
こんにちは。COZYの山地です。
自分のお家を建てるにあたっていろいろなご要望をお持ちの方がいらっしゃいますが、書斎のように自分だけのスペースがほしいと考える方は多いです。
特にテレワークが推奨されるようになってからは、ワークスペースとしての書斎の需要が高まってきました。
でもそのために1部屋増やすとなるとお家自体が大きくなるので、土地や予算が合わなくなってくることも。
じゃあやっぱり諦めるしかないかぁ…と、がっかりするのは早いです!
間取りのプランを大幅に変えることなく、書斎を組み込むことだってできるんですよ。
今回は、小さな部屋でも快適な書斎を造ることができた事例や、書斎を造るのにおすすめの場所、書斎のメリットなどをご紹介します!
小さい部屋に造る書斎の例をご紹介!
まずは上の写真を見てください。
こちらは私が担当したオーナー様のお宅ですが、階段下の空間をうまく使うことでコンパクトなワークスペースが実現しました。
こちらのオーナー様はセンスのいい方で、ファイルボックスなど収納グッズのそろえ方やインテリア・小物使いもとってもおしゃれで素敵。
スペース自体はそれほど広くありませんが、階段が低く外から見えないところにプリンターなどを置いて、無駄なく活用されています。
COZYのお家は階段下を収納として設計しているので、このように工夫次第でワークスペースにすることもできるんですよ。
こちらのオーナー様は「家族のいるところでパソコン作業や書き物をしたい」というご要望だったので、オープンな形のワークスペースになっています。
ご家族の気配を身近に感じるオープンスタイルがお好みであれば、キッチンの立ち上がりの部分にカウンターを設置するのもおすすめです。
では、扉を付けて個室のように使いたい場合はどうでしょう。
階段下に扉を付けるのは、ちょっと狭くて不便かもしれません。
やはりCOZYのオーナー様の例では、3畳ほどの収納を自分の趣味の空間としている方がいらっしゃいます。
書斎で1部屋と考えると少なくとも4畳半から6畳くらいの広さをイメージするかもしれません。
しかし、2〜3畳あればデスクとチェアを置き、壁に書類棚とコンセントを造り付けることでワークスペースとしては十分な空間ができます。
さらに窓や換気口、ドアの鍵などを付けると居心地のよさ、使い勝手のよさがアップします。
書斎とはちょっと違うかもしれませんが、極端な例では1畳くらいのスペースを「ハイボールを飲みながらゲームをする部屋」として使っていらっしゃるオーナー様も。
インテリアは少なく、モニターとゲーム、ビーズクッションだけ置いて、インターネットカフェみたいなイメージというか。
そのオーナー様は「狭いほうが落ち着く」とおっしゃって、打ち合わせしているうちにだんだん狭くなっていって…。
最終的に廊下のちょっとした収納みたいなところに決まったのですが、満足して楽しく過ごされているようです。
ここまで狭いと好みが分かれますが、狭いほうがいいという方は意外と多いんですよ。
書斎の間取りを考えるなら、どんな場所がテレワークに向いている?
既存の間取りプランを生かしてテレワーク向けの書斎を造るなら、私のイチオシの場所は主寝室です。
「え?」と思うかもしれませんが、下の写真を見てください。
このスペース、実は主寝室にあるんです。
もう一枚の写真で、寝室内のレイアウト、特にベッドやクローゼットとの位置関係をご覧ください。
テレワークでは日中にお仕事をされる方が多いと思いますが、寝室って昼間はなかなか使うことがない場所ですから、ある意味もったいないんですよね。
そこを書斎として使えば有効活用できるはずです。
ワークスペースは先ほどの写真で2.2畳くらいですが、ちょうどいいサイズ感だと思いませんか?
カウンターを壁に造り付けると、デスクの脚がない分、足元にキャビネットなどを置くのに余裕があります。
また、カウンターは横に広く使えるので資料をたくさん並べて見ることもできます。
1階はLDKとユーティリティ、2階は主寝室と子供部屋といった間取りであれば、お子さんたちがリビングで多少騒いでいても2階では気になりません。
加えて主寝室に鍵を掛けられるようにすれば、リモート会議中にお子さんたちが入ってくるのを防げます。
夜中に仕事をする可能性がある方は、奥様やご主人も落ち着いて眠れるよう一工夫を。
ロールカーテンで仕切るとか、ワークスペース用のドアを付けて、ベッドのそばを通らず廊下から出入りできるようにするとより快適です。
夜中に作業するほうが多い場合は、逆にリビングにワークスペースを確保してもいいと思います。
オープンなワークスペースをお望みであれば、COZYのお家で考えると2階への階段を上がったところにある3畳ほどのフリースペースがいいでしょう。
ここもカウンターを取り付けて使う方が多いです。
お子さんがいらっしゃると、お絵描きしたり勉強したりする場所として共用することもできます。
小さい部屋でも書斎を持つことによるメリットはいろいろ!
書斎が1つあると、使い方次第でメリットがいろいろ生まれると思います。
そこでお仕事をするという方でなくても書斎を便利に使えます。
例えばレシートや請求書など、あちこちに置いてしまいがちな書類をそこにまとめておいて家計簿をつけるといった作業も効率的に進められます。
ちょっと1人になりたいとき、飲み物を持ち込んでリラックスする場所にしてもいいですね。
また、COZYではコロナ禍以前から書斎を組み込んだプランが人気でしたが、ご主人が趣味のお部屋として使うケースが非常に多いです。
奥様としては「ずっと部屋にこもられるのはイヤ」という方もいる一方、ご主人の趣味のものがそこ1カ所にまとまっている方が掃除などにも都合がいいというご意見もあります。
あとは子供部屋を1部屋用意していたけれどお子さんがもう1人増えたというときにも書斎が大活躍。
子供部屋をお子さん2人が寝る部屋に、書斎を家族共用の作業部屋としておくと、そこで集中して勉強することもできます。
コロナ禍が収束してテレワークの必要がなくなったとしても、上記のように趣味の部屋、勉強部屋などに活用できるので、これからお家を建てる方はぜひご検討ください。
小さい部屋でも2〜3畳あればテレワークに向いた書斎が叶う!
階段下や収納など、2〜3畳程度の小さなスペースがあれば書斎を造ることは可能です。
その場合はデスクではなくカウンターを造り付けるのが空間を広く使うコツです。
仕事で使う書類を収めるための棚やパソコン、プリンターを接続するコンセントもしっかり準備しましょう。
既存の間取りの中で書斎を考えるなら、日中は使わない主寝室の一角がおすすめ。
ロールカーテンで仕切る、廊下から直接入れるドアを付けるなどすれば、夜中に仕事をしなければならない場合でも奥様やご主人の睡眠を妨げません。
オープンスタイルの書斎がお好みなら、2階のフリースペースをご活用ください。
書斎があることで、仕事だけでなく趣味や日常のちょっとした書き物などに使える空間が生まれ、お子さんたちの勉強部屋にもなります。
コロナ禍でテレワークや学校の休校が続くと、ずっと家族と顔を合わせていることに疲れてしまうという話も聞きますね。
そんな時は書斎で1人の時間を過ごすとリフレッシュできるかもしれません。
COZYでは、初めから書斎を組み込んだプランもご用意していますし、それ以外の場所に書斎を造るためのアイデアもまだまだあります。
ご家族それぞれの事情やご要望をきちんとお伺いしてアドバイスしますので、不安や疑問がある場合も気兼ねなくお聞かせください。
コラムでご紹介した主寝室内のワークスペースは、北海道マイホームセンター(豊平区)のCOZYモデルハウスで実物をご覧になれます。
見学のご予約はホームページからどうぞ!
資料請求でもCOZYのプラン集をカタログでご覧いただけますので、お気軽にお問い合わせくださいね!