【保存版】家の冬支度。不在の時も暖房は入れたまま水道の水抜きをしない。
こんにちは! ジョンソンレディの神田恵理です。
今回は家を建ててから初めて冬を迎える人のために、冬支度についてお話しします。
さらに寒くなるこれからの時期や、来年の冬支度のためにも役立つ大切なお話です。
実際にひと冬越してみないと、分からないことがたくさんあると思います。
今すぐお伝えしたい大事なことから先に説明しますね。
帰省や旅行で留守にする時、暖房を止めないで
例年冬になると、家を建てたばかりのお客様から「うちの水抜き栓って、どこにありましたっけ?」とお問い合わせがあります。
年末年始に帰省する間は暖房を止めて、水道が凍らないように水抜きしなきゃって考えるんですね。
セントラルヒーティングの一戸建てでは、何日も家を空ける場合でも暖房は入れたままにして、水落としはしません。
留守にする予定が1週間以上、いえ、1カ月以上でも、暖房は絶対に止めないでください。
ストーブの家とセントラルヒーティングの家では、暮らし方がまったく違います。
何日も暖房を切って室温を下げてしまうと、室温を上げる時にたくさんエネルギーを使うので、光熱費の節約にはなりません。
水道は自分で水抜きしないで、そのままに
水道の水抜きは自分でしないでください。
一軒家は配管が複雑なので、自分で水抜きするのは難しいんです。
工事店のプロに頼むと、水抜き1回で1万5,000円くらいかかりますが、失敗して水道管が凍結したら、もっともっとかかります。
長期で不在にする人は、私たちジョンソンレディに何でも相談してください。
冬が来る前に済ませておきたいこと
今年は雪が降るのが早く、もう本格的な冬を迎えていますが、次の冬に備えて冬支度のポイントをまとめました。
ぜひ保存版にしてください。
夏のうちに翌冬の排雪の予約を
雪が多い年は雪投げ場が足りなくなって、あわてて排雪の業者さんに連絡する人もいるかもしれません。
真冬だったら「もう予約でいっぱいです」って言われます。実は排雪の予約って、毎年6月には始まるんです。
ひと冬過ごしてみて雪投げ場に困ったら、来年は早めに申し込んだ方がいいですね。
10月はセントラルヒーティングを試運転
暖房のチェックは、10月のうちにはやっておきたいですね。
まずセントラルヒーティングのボイラーのスイッチを入れて、変な音がしないか、異臭がしないかを確認してください。
次に、お部屋のパネルヒーターをチェックします。
温度を調節するサーモスタットバルブは、暖房を止めている春から秋は、目盛りの「9」まで全開にしてあるはず。
中間の「3」か「5」に絞ってから、ちゃんと暖まるか確かめましょう。
これから家を建てる人は暖房の試運転の前に、ホームタンクへの灯油の配送を頼んでくださいね。
11月中旬までにスノーダクトの清掃を
無落雪住宅は、雪が積もる前にスノーダクトのお掃除が必要です。
屋根に積もった雪が熱や雪の重みで溶け、家の中のダクトを通って流れる仕組みなので、ダクトが詰まってしまうと、溜まった水が板金の隙間から家の中に漏れてきます。
屋根の上は枯れ葉が積もるだけじゃなく、カラスが落としていったゴミが転がっていることもあります。家の周りに木が少なくても、油断はできません。
外壁の脚立に乗れば届く場所に、点検用のはしごが付いているので、そこから屋根に上れば自分で掃除ができます。
屋根に登るのが怖い人は、ジョンソンレディに相談してくだされば業者をご紹介します。料金は地域によるので、個別にお問い合わせを。
雪が降ったらドレーンヒーターをONに
スノーダクトには融雪水の排水管がつながっていて、それが凍らないように温めるドレーンヒーターが付いています。
雪が降ったら、そのスイッチを忘れずに入れてください。たいていのお宅では、ユーティリティにスイッチがあるはず。一度ONにしたら、春まで入れっぱなしにします。
テラスのドレーンや換気システムのお掃除も
2階にテラスがあるお宅は、テラスのドレーンもお掃除しておきましょう。
排水口が詰まったまま凍って、雪解け水が流れなくなったら大変です。2月頃にハッと気付いたら、テラスに水が何センチも溜まっていたお宅もあるんですよ。
もうひとつ忘れてはいけないのが、24時間換気システムの掃除です。吸気口に掃除機をかけて、ホコリを取っておきましょう。
家の中で快適な湿度を保つコツ
冬は室内が乾燥しやすいので、皆さん加湿器を使うと思います。
リビングは40%くらいの湿度を保つといいですね。
リビングの真ん中に向けて加湿するイメージで、加湿器を置くのがコツです。
吸気口や掃き出し窓の近くなど、温度が低い場所に置くと、室内が結露しやすくなるので要注意です。
寝室や室内干しをする部屋は結露に注意
寝室にも加湿器を置く人が多いのですが、寝室は人の寝汗で湿度が上がりやすく、すぐ60%くらいになります。
50%を超えると結露しやすいので、湿度を上げ過ぎないように気を付けて。結露でクローゼットの奥などが、黒カビだらけになることもあります。
湿度を自動で設定できないタイプの加湿器を使う時は、湿度計を置くと安心です。
洗濯物を室内干しする時、室温が下がっていると結露しやすくなります。
人がいない部屋に干す時も、温度を下げないようにしてください。
ほかにも雪が降る前に済ませておきたいことがいろいろ
庭の散水栓の水抜きに庭木の冬囲い、除雪道具の点検。窓の網戸を外して洗ってからしまったり、カーテンを冬用の断熱性が高いものに替えたり。
リフォームを考えるお宅には、サッシを2重にするインナーサッシもおすすめです。
何か気になることがあったら、いつでもジョンソンレディに相談してください。