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2024.04.15 井桁 堅章

一次エネルギー消費量とは?省エネ住宅との関係や計算方法を解説

暮らしを楽しむ 家のこと

 

こんにちは。COZYの井桁です。

 

ここ数年、世界情勢の影響もあって光熱費の値上がりが問題になっています。

 

お家づくりに関しても「光熱費を下げたい」という声をしばしばいただいており、みなさんの関心がとても高い部分だと実感しますね。

ご自身でいろいろ調べている人なら「一次エネルギー消費量」という言葉を目にする機会が増えてきたのではないでしょうか。

 

そもそも「一次エネルギー消費量」とは何なのか、お家づくりとどう関係があるのかといったことを、今回のコラムでご紹介します。

 

 

一次エネルギー消費量とは?

一次エネルギーとは、基本的に自然から得られるエネルギーのことをいいます。

例えば天然ガスや原油、石炭といったもの。

 

二次エネルギーは、これらの一次エネルギーを利用するために加工したり変換したりすることによって得られるエネルギー。

みなさんが普段の生活でお使いの電気やLPガス、都市ガス、ガソリンといったものが二次エネルギーです。

 

光熱費について調べている人は「一次エネルギー消費量」という言葉を目にしたことがあるかもしれません。

 

これは住宅が1年間に消費するエネルギー量を表します。

 

また、「一次エネルギー消費量等級」は等級6を最上級として、ZEH(ゼッチ)をはじめとした省エネ住宅を定義するための基準の一つとなっています。

 

一次エネルギー消費量等級の指標となる数値は、照明をはじめとした家電や冷暖房、給湯など、家庭で使うすべてのエネルギー量を足し、国土交通省と建築に関わる各種団体が開発したWEBプログラムに基づいて算出されます。

興味がある人は以下のリンク先でお試しください。

住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム

 

そもそも住宅で消費するエネルギーは二次エネルギーなのに、どうして一次エネルギー消費量で考えるのかと疑問に思う人もいるかもしれません。

 

その答えは、二次エネルギーはW(ワット)、㎥(立法メートル)、L(リットル)というように単位が異なり、全部を足して考えるためには一次エネルギーの単位であるJ(ジュール)に換算する必要があるからです。

 

現在、一次エネルギー消費量を少なくしようという動きが世界的に活発になっています。

その背景には、一次エネルギーの多くには限界があるため、持続可能性を次世代へと延ばしていくためには、人々日々の生活で使うエネルギーを抑えないといけないという事情があります。

 

日本でも国をあげて省エネ住宅の取得を推進しているのはそのためです。

 

 

一次エネルギー消費量を下げるポイント

リビング

一次エネルギー消費量等級を下げる=家庭で使うエネルギー消費量を抑えるということですから、光熱費を下げるというところにもつながります。

 

だからといって「電気や冷暖房を使わない」という生活は、多くの現代人にとって考えられるものではありませんし、節約できる範囲にも限界があります。

それなら、少しでも消費量を抑えられるような設備機器を使うのが現実的なところでしょう。

設備が古くなっていたり、あまり質の良くない機器を買ってしまったりして効率の悪い物を使い続けていると、光熱費がどんどんかさんでしまいます。

 

これからは「光熱費が高い」といった個人的な事情に加えて「自分の子どもや孫の世代になってもエネルギーに困らないように」といった視点からも、一次エネルギー消費量を下げる工夫が必要になるのではないでしょうか。

 

ポイントとして、以下のようなことから実行してみませんか?

 

LED照明に変える

白熱灯や蛍光灯を使っているところをLEⅮ照明に変えてみましょう。

場所によって適した器具が変わってくる場合はありますが、照明器具を変えるのは今のお住まいでも一番手軽にできることだと思います。

 

トイレなどは人感センサー付きの照明を取り付けると消し忘れがなくなります。

 

換気システムを考える

現在の新築住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられていますが、給気・排気を機械で行う第1種換気と、給気は自然に行い、排気のみ機械で行う第3種換気のいずれかが定番。

 

一見、どちらも機械で行う第1種換気の方が電気代がかかるように思えますが、室内の冷暖房の温度調節を自動で行う場合、第1種換気の方が光熱費を抑えられるといわれています。

第3種換気では外気をそのまま取り入れるため室温が下がりますが、第1種換気では熱交換器で外気を温めてから取り入れるという仕組み。

換気システムの消費電力の電気代より、適温を保つ冷暖房費のほうが高くつくのです。

 

新築を建てるときにここを自分で考えるという人はほぼいないと思いますが、事前にどちらの換気システムが入るかをハウスメーカーに確認しておいてもいいのではないでしょうか。

 

住宅の24時間換気システムについては、こちらのコラムでもご紹介しています。

新築住宅に必要な24時間換気システムの種類と特徴を徹底解説!

 

消費電力の大きい家電を省エネ製品に変える

冷蔵庫のように、常時稼働して消費電力の大きい家電を省エネ製品に変えるのもおすすめ。

 

これも照明器具のように今のお住まいでもできることですが、大型家電は搬入の手間もあるため新築時に買い替える人が多いと思います。

その際に検討しても良いでしょう。

 

コレモなどの設備を導入する

北ガスの製品「コレモ」は給湯や暖房を使ったときに発生する熱を利用して発電し、この電力をほかの家電に使うことができる設備。

余った電力は売ることもでき、年間の電気代と相殺するとほぼゼロになるというご家庭もあります。

コレモのような発電システムは、新築時に導入を検討する人が多いですね。

 

 

これから新しくお家を建てるのなら、まさに設備について考えるべき時。

搬入に苦労する大型家電や工事が必要な設備は新築時のほうが導入しやすいですし、住宅ローンの返済が始まれば月々の光熱費も抑えたいですよね。

COZYのお家は断熱性能を上げたり、効率よく使える最新の設備を標準仕様で採用したりと、光熱費を下げる工夫をあちこちに凝らしています。

 

 

一次エネルギー消費量低減のカギは効率の良い設備を使うこと

省エネ住宅

一次エネルギー消費量とは、住宅が1年間に消費するエネルギー量のこと。

 

家庭で使われるのは、自然から得られる天然ガスや原油、石炭といった「一次エネルギー」を加工・変換した電気、LPガス、都市ガス、ガソリンといった「二次エネルギー」。

ですが、単位をそろえて考えるために「一次エネルギー消費量」に換算されます。

 

「一次エネルギー消費量等級」はZEHをはじめとした省エネ住宅を定義するための基準の一つ。

「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」というWEBページで、フォームに入力していくと指標となる数値を算出することができます。

 

一次エネルギー消費量等級を下げる=家庭で使うエネルギー消費量を抑えるということですから、光熱費を下げるというところにもつながります。

普段の生活でエネルギーを節約できる範囲には限界がありますから、少しでも消費量を抑えられるような設備機器を使うのが現実的でしょう。

具体的には、次のような工夫ができます。

  • LEⅮ照明に変える
  • 換気システムを考える
  • 消費電力の大きい家電を省エネ製品に変える
  • コレモなどの設備を導入する

 

COZYのお家では、エネルギーを効率よく使える最新の設備を標準仕様で採用しています。

「今はどんな設備があるの?」というくらいの興味本位でかまいませんので、ぜひ一度見学にいらっしゃってくださいね。

井桁 堅章

この記事を書いた人

井桁 堅章IGETA KENSHO

こんにちは!井桁(いげた)です!

家づくりは一生に一度。
その大事なお買い物を、営業対お客様以上に正面から向き合ってお手伝いさせていただきます。
私は実家がジョンソンホームズのお家でした。
その一番の決め手は正面から向き合ってくれるスタッフの人柄でした。
私もお客様に「井桁さんから買ってよかった」と言っていただく、日々精進しています。



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