新築キッチンのおすすめデザインや機能は?あると便利なオプションも
こんにちは、COZYでコーディネートを担当している渡邉です。
せっかくの新築なら、キッチンには特にこだわりたいという方は少なくありません。
オプションを取り入れて、さらに使い勝手よく、かつ自分好みに整えていこうと考えるだけでもワクワクしますよね。
私たちCOZYはこれまでのオーナー様の声を参考に仕様や設備を都度吟味して、少なくとも「失敗しない」お家を目指してきました。
その中で見えてきた人気のオプションや、人によって「いる」「いらない」が分かれるオプションについてお話ししていきますので、皆さんの参考になれば幸いです。
新築のキッチンでの作業がより快適になるおすすめオプション
新築のキッチンにおすすめかつ人気のオプションをご紹介します。
オプションのイチオシ&一番人気は食洗機!
割合でいうと「食洗機を付けたい」というお客様はやはり多いように思います。
ご夫婦2人暮らしなら食器の量もそこまで多くはないかもしれません。
ですが、お子さんが生まれるなどしてご家族の数が3人、4人と増えることを考えると、家事の手間を少しでも減らすために食洗機を検討しようかなとなるんですね。
食洗機の中でも、鍋やフライパンが入る深型のタイプは特に需要が増しています。
COZYでもお客様からのお問い合わせが増えてきたため、現在は深型食洗機に対応したシステムキッチンを採用しています。
ガスコンロをIHに
ガスコンロかIHかと考えると、それぞれメリットとデメリットがあるので好みの問題でもありますが、IHを選ばれる方も少なくありません。
コンロ周りは油汚れの掃除が大変ですが、IHなら操作パネル含めてすべてフラットなのでガスコンロに比べて格段に掃除しやすいのが良いですよね。
また、小さいお子さんがいるご家庭だと火が出ないからIHのほうが安心と考える方もいらっしゃいます。
浄水器は水栓と一体型がスマート
一般的な浄水器は蛇口のところに器具を取り付けますが、一体型は水栓の筒の中に入っているのでコンパクトですっきりして見えます。
ちなみに COZYでは、一体型の浄水器を標準仕様としていますのでオプションとしての申し込みは不要です。
パントリーを設置して備蓄も安心
お持ちの食器が標準仕様の食器棚に入り切らなければ、パントリーをプラスする手もあります。
ご家族の人数が多くて食料品をまとめ買いする方、災害に備えて備蓄したい方にも役立ちますね。
シンクはアクリストンやセラミックが人気
キッチンのオプションの中には、シンクの材質をアクリストン(人工大理石)やセラミックに替えることができるというものもあります。
傷や変色に強く清潔に保てるという機能的なメリットがあるほか、質感やカラーバリエーションを重視して選ぶケースも。
COZYでは標準仕様でアクリストンのシンクを採用しています。
自動洗浄換気扇ならボタン一つで楽々清掃!
換気扇の掃除って大変ですよね。
最近の換気扇は汚れがつきにくく落ちやすい素材を使っているので掃除もしやすくなっています。
さらに、自動洗浄換気扇を使えばボタン一つでレンジフードとファンがきれいになるので、家事の手間が大幅に軽減されます。
金額的には安くありませんが、省ける手間をとにかく省きたいという方には良いでしょう。
調理中はタッチレス水栓が便利
センサーに手をかざすだけで水が出てくるタッチレス水栓は、肉や魚の調理中に手を洗いたいときとっても便利。
コロナ禍以降、玄関キーやスイッチ類など設備のタッチレス化への需要が非常に高まったこともあり、タッチレス水栓もますます人気を集めています。
コンセントは事前に数を確認して
電子レンジやトースターなどのほか、今は便利な調理家電がたくさん出ているので、キッチンでは案外コンセントが大活躍。
タブレットを充電台に置いて、レシピや動画を見ながら調理する方もいらっしゃいますね。
自分たちがキッチンで使う電気製品を思い浮かべ、コンセントの数と位置を決めて増設しておくと快適に使えます。
リビング側に収納があると使い勝手◎
フラット対面型のシステムキッチンをお使いなら、ダイニング・リビング側に引き出し収納があるタイプを選ぶと便利ですよ。
お子さんの学校のプリント類や印鑑、筆記用具など書類や小物を入れるスペースにしておくと使い勝手が良いと思います。
あるのとないのとでは意外に違うタオル掛け
収納部分に取っ手があるタイプのキッチンならそこへ手を拭くタオルを掛けることができますが、取っ手がない場合はタオル掛けのオプションもおすすめです。
調理中、濡れた手を拭くために1歩2歩離れた所へ行くのと、手元ですぐに拭けるのとでは、時間は大して違わなくても「手間」の感覚がけっこう変わるものなんです。
新築のキッチンのオプションで失敗しないためのポイントは?
理想のキッチンを実現するには、システムキッチンのタイプや配置、サイズ、動線、収納コンセントの数などの機能性、デザインなど、考えることがたくさんあります。
考えることが多くて大変!と思うかもしれませんが、一つずつ検討して自分たちのライフスタイルに合ったキッチンをつくっていきましょう。
失敗しないためのキッチンのオプションの選び方のポイントについてご紹介します。
あこがれのフラット対面型…でも自分に合っている?
フラット対面型のアイランドキッチンは見た目がおしゃれですっきりしているので、「新築には絶対これ!」という方もいらっしゃいますね。
でも、調理器具をたくさんそろえている方や片付けが苦手な方だと、お客様が来た時にキッチンの中や調理中の手元が見えてしまう可能性も…。
すっきりおしゃれに見せるためには常に整頓しておくか、上に何も置かないようにしないと、せっかくのアイランドキッチンが逆にごちゃごちゃして見えてしまいます。
シンクや作業台の使い勝手は事前に確認を
これまで賃貸で暮らしてきた方からは、シンクが狭くて使いにくいのが不満だったというお声が多いです。
COZYの場合は戸建てとしてもかなり広めのシンク幅85cmを標準仕様としているので、大半のお客様が満足してくださっています。
ですが、せっかくの新築ですから、シンク、作業台ともに広々と使えるかどうか、事前にショールームなどで確認しましょう。
これまたCOZYのお話で恐縮ですが、シンクはクリナップさんの「美・サイレントシンク」を採用しています。
エンボス仕上げのため水音がとても静かで、かつ汚れにくいのが特徴。
水音が抑えられることで、洗い物をしながらダイニングにいる家族の会話も聞こえやすいんです。
こういうちょっとしたことが意外とストレスになったりするので、覚えておくと参考になるかもしれません。
また、最近の新築は水栓を伸ばして使えるシャワーホースが付いているところが多く、シンクの隅を掃除したり、大きい鍋でも調理台に載せたまま水を注げたりと便利です。
水栓を付ける位置を右寄りか左寄りか選べる場合には使い方をイメージしてから決めると良いですよ。
自分たちの暮らしに十分な収納スペースを確保
収納スペースについてもチェックしておくことが大事です。
システムキッチンの収納はけっこう容量があるのですが、食器以外に、例えばレトルト食品やカップ麺など食品ストックもしたいと考えているのなら、自分たちの暮らしに十分なスペースはどのくらいかじっくり検討してみましょう。
のちのちご家族が増えるかどうかと考えていくと未知数ではありますが、必要ならパントリーを検討しても良いと思います。
収納の量や位置がライフスタイルに合っていないと、使いにくく片付けが面倒になってしまうことも。
不満が出やすいポイントですので、こちらもあわせてご覧いただき、後悔のないようにオプションをチョイスしてくださいね。
新築のキッチンで後悔したくない!自分たちに合うキッチン作りのコツ
キッチンのデザインはお家全体のコーディネートの要
システムキッチンは各社ともデザインが豊富になってきています。
面材の色や柄も多くの種類から選べるのですが、キッチン自体が大きな面積を占めるので、この面材もお家の雰囲気を左右するポイントになります。
床の色、壁の色と合わせることはもちろんですが、お家全体のコーディネートを考えた時にキッチンだけ浮くことがないように注意してください。
どうしても目立つ色を取り入れたいという場合は、アクセントクロスを使うと効果的でよりおしゃれに見えます。
キッチン収納の扉の取っ手も選べるなら、例えば今流行りのアイアンタイプはおすすめです。
タオルハンガーを取り付けなくてもタオルを掛けられるので、デザイン面・実用面どちらも優秀。
COZYで採用しているクリナップさんでいえば、作業台などはアクリストンシンクという人工大理石を使い、標準仕様のシンクはステンレスになっています。
ステンレスの銀色には生活感が出がちですが、アクリストンのホワイトやモカ、ブルーグレーといった色にするとおしゃれ度がぐっとアップしますよ。
お客様の中にはオプションでシンクもアクリストンに変更する方もいらっしゃって、毎日使う場所だけに「アクリストンのほうがかわいくてテンションが上がる」と喜んでくださっています。
コンセント不足はなかなかのストレスに
おすすめのオプションでもご紹介したように、新築のキッチンでは自分が思っているよりコンセントを使うかもしれません。
各ハウスメーカーの設計士さんがプロとしてしっかり考えてくれているはずですが、実際に使い始めてみてから不満が出てくるとけっこうストレスに感じてしまうと思います。
コンセントの位置や数はきちんと検討しておきましょうね。
オプション採用は予算との兼ね合い
オプションのカタログを見ていると「あれもほしい」「これもほしい」となってしまう気持ちはすごくよくわかります。
でも、予算の上限が決まっていれば優先順位をつけて取捨選択しなければなりません。
逆に予算が少ないからと本当に必要なものを削ってしまって思い通りの暮らしができないのも悲しいですよね。
ここはコーディネーターやハウスメーカーの担当者に遠慮なく相談して、的確なアドバイスを求めるのが良いと思います。
メーカー各社が力を入れていることもあり、システムキッチンはどんどん進化しています。
常に情報収集しながら、機能・デザイン面で「絶対必要なもの」「余裕があればほしいもの」「あってもなくてもかまわないもの」を自分なりに分けておくと、判断に迷った時の参考になります。
COZYのキッチンの仕様については当社のホームページでも詳しくご紹介していますので、参考にしてみてくださいね!
新築のキッチンで後悔しやすいオプションは?
どのハウスメーカーでも、オプション自体はどれも良いものを厳選して提案しているはずですが、人によって「これはいらなかったかな」と思うものもあります。
ご家族それぞれの暮らし方がありますから無理もないのですが、「合う」「合わない」が出てきがちなものを挙げてみますね。
ディスポーザーはメリット・デメリットを検討
シンク下に取り付けることで生ゴミ処理の機能を付加するディスポーザー。
そもそもキッチンによっては取り付けができないものもありますが、メンテナンス費用や光熱費など金銭面での負担のほか、入れてはいけない物があったり、洗剤も何でも良いわけではなかったりということを考えると、誰にでもおすすめできるオプションではないかなと感じます。
故障の際はシンクが使えなくなるケースも考えられますので、導入を考えている方はよく考えてから決めましょう。
シーリングシェルフは高さをチェック
ラックを天井から吊り下げるシーリングシェルフは近年人気のオプションですが、キッチンに立ったときにけっこう目の前に来るので、視界が妨げられてしまうのがネック。
せっかくお子さんが遊んでいるスペースに目が届くような間取りにしたのに、シーリングシェルフで見えなくなってしまっては意味がありません。
また、身長の高い方や低い方だと高さが合わなくていつの間にか使わなくなってしまうこともよくあるようです。
オイルガードはいる?いらない?
油が飛び散らないよう、コンロの奥にオイルガードを取り付ける方がいらっしゃいますが、「どちらにしても拭かなきゃならないからいらない」という方も少なくありません。
跳ねた油をこまめに拭く方なら、確かに不要かなと思います。
ビルトインゴミ箱
システムキッチンにゴミ箱を組み込むオプションというものもあります。
手元ですぐゴミを捨てられるのは便利ですが、オプションを使わなくても、Instagramなどを参考に100均グッズを駆使して使い勝手よく工夫している方も多いので、あえて採用するまでもないかもしれませんね。
オプションを選ぶ際には「自分たちの暮らしに合っているか」「使い勝手はどうか」「本当に必要か」を考えつつ優先順位を決めて、予算との兼ね合いで検討していくのがおすすめです。
それでもどうしても迷ってしまう場合は、やはりコーディネーターやハウスメーカーの担当者にアドバイスを求めると良いですね。
私もコーディネーターとしてたくさんのお客様と接してきたからこそ、それぞれのご家族に合った提案ができるようにお話をよくお聞きすることを心がけています。
新築のキッチンのオプション選びは慎重に!迷ったらコーディネーターに相談を
新築のキッチンにおすすめかつ人気のオプションは以下のような感じです。
- 食洗機
- IH調理器
- 浄水器一体型水栓
- パントリー
- 人工大理石やセラミック製のシンク
- 自動洗浄換気扇
- タッチレス水栓
- コンセント増設
- ダイニング側に収納が付いたキッチン
- タオル掛け
失敗を避けるためには、次のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- フラット対面型を選んだ場合常に片付けておけるか
- シンクや作業台の広さや水栓の使いやすさはどうか
- 収納スペースは自分たちにとって過不足ないか
- デザインがちぐはぐでキッチンだけ浮いてしまわないか
- コンセントの位置や数は適切か
- 予算との兼ね合いを考えつつ必要な物を取り入れられるか
ディスポーザーやシーリングシェルフなど、人によっては「うちには合わなかった」と後悔するオプションもありますので、いま一度検討してみると良いと思います。
COZYでは「失敗しない」「ちょうどいい」をキーワードに、標準仕様でも十分に満足いただける新築住宅を提供しています。
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