土地探しのコツは?「本当に良い土地とは」を考える
こんにちは田上です。
みなさんにとっての「良い土地」とはどんなところですか?
交通の便が良いところ?スーパーが近いところ?
良い土地というのは予算に合わせて家作りができ、理想の暮らしが叶う場所だと僕は思います。
でも、多くの方は一軒家を所有するのが初めてで、どのように暮らしたいかがイメージできていません。
BBQとかガーデニングとか屋外での楽しみばかりで、家の中で何がしたいのかなかなか思いつかないんですよね。
なのでCOZYでは、マイホームが完成したら何がしたいのか、どういう風に出勤するのか、買い物はどうするかなど、アンケートシートを基に根掘り葉掘り複数の要望を聞いています。
脳をストレッチして考え方を柔軟にしてみると、どんな生活をしたいか案外スムーズに見つかりますし、お家作りの第一条件がほかにあるかもしれませんよ。
土地探しのコツを知る前に、一般的に考える良い土地とは?
土地探しのコツをお伝えしていく前に、「良い土地」の条件として挙げられるものをご紹介していきます。
災害に強く地盤が安定している
地震が多い日本では、やはり地盤がしっかりしていることが第一条件ですよね。
地盤が弱いと補強工事は必要となり、安い土地でも結局高くついてしまうことも。
液状化現象や地盤沈下を起こしたことのある土地は避けた方が無難でしょう。
周辺の環境が良い
周りに高い建物がなく日当たりがいい、近くに病院や学校など生活に重要な施設がある、子育て中なら公園があるなど。
悪臭や騒音のする工場が近隣にないか交通量が多すぎないかなどもポイント。
交通の便が良い
地下鉄やバスの駅が近いと土地が値下がりしにくいため、資産としても良い土地といえます。
バスの場合は本数が十分にあるかもチェックポイントですね。
ただし、これらの条件は一般的に言われているものにすぎず、「どんな生活をしたいか」によっても変わります。
一般的な条件に振り回されず、固定概念を捨てて探せば自分たちにとってはピッタリな土地が見つかることも!
次にその話をしていきますね。
こだわる理由は?頭を柔軟にするのが土地探しのコツ
お家作りで大切な土地選び。「札幌ブランド」に惹かれていたり、今の環境を変えたくないからという理由で選んではいませんか?
こういう土地でなくてはならない!という固定概念を捨てて頭を柔らかくすれば、良い土地が見つかる可能性がぐっと広がります!
今現在、金利が低いといわれ家は建てやすいですが、土地相場が高騰しているので、札幌市内に新築を建てる場合は予算を500~1000万円アップしないと厳しい場合が増えています。
保育園や幼稚園の中には、住民票を他の町に移すと通えなくなるという問題がありますので、転園できないのであれば仕方ありませんが、札幌じゃないと生活が成り立たないことはありますか?
COZYのお客様も最初は「え~!郊外なんていかないよ」と言う方がほとんど。
なのに今は石狩や江別、恵庭など近郊で満足して暮らしています。
どうして考えが変わったのでしょうか?
それは、ご家族で優先する条件が明確になったからです。
生活について夫婦で共通する要望3つが叶う条件で土地探しをする
土地を探す期間が長引くと心身ともに疲れてしまうので、効率よく希望の土地を叶えるためにも事前の計画が大事です。
家作りの条件を見つけるため、僕たちはまずご夫婦それぞれに家作りの要望を考えてもらい、3つに絞ってもらっています。
アンケートの結果を見てみると、ご主人は「通勤しやすい」「除雪がキチンと入る」といったお仕事に関する要望が多いですね。
奥様は「スーパー、小学校が近い」ということを気にされ、確認してみると夫婦で理想が違うことが分かります。
お二人の間で理想にギャップがあると、そのご家族にとっての「良い土地」はなかなか決まりません。
逆を言えば、二人とも希望する要素が良い土地の条件ですので、夫婦で共通する要望が3つかなうところが、100%良い土地だと思ってください。
そのエリアは運命の場所だって考えてください。
3つの要望が一致したら生活をシュミレーションしてみる
それぞれ要望を出したら、本当にその条件が重要(必要)なのか今と新居の生活スタイルをすり合わせてみましょう。
今まで地下鉄で通っていた方が30分くらい早起きできるなら、予算内でバス停が近い場所も可能ではないですか?
確かに中心部に近い便利な土地は魅力的ですが、値段が高いだけではなく、建物の規制が強く自由な設計ができないという場合も多々あります。
買い出しの考え方も同じこと。
週1回か2回くらいなら、ご主人のお休みの日に車を利用し、まとめ買いが楽ではないでしょうか?
物事の見方を変えると、絶対条件に入れていた項目の中に妥協できるものが見えてきます。
そして「郊外もありじゃない」と納得されるわけです。
「ここの土地もありじゃん」という言葉が僕たちにとってほめ言葉ですから、お客様の考えを変えることができた時はとてもうれしいです。
その言葉をいただくために、僕たちは今の生活をすべて聞き出します。
運転免許と車があるのか。通勤方法と出勤時間、幼稚園・保育園を変えられる場合は家や職場からどれくらいの距離がいいか。
そのうえで、さらに身支度は何分くらいかかるのかなどを参考に、候補地から通った場合のアクセス方法と所要時間、バスなどの本数をチェックしてお知らせします。
ほかにも治安や小学校の評判、除雪の状況などを近所の人に聞くことだってあります。
たとえば夏に土地探しをしていたなら冬の積雪状況はわからないですし、日当たりや風通しも時間帯によって変わってきます。
近所の環境も住む前に知ることが大事です。
このようなチェックも生活面や譲れない要望を聞いたうえだと、お客様が必要な情報を重点的に、さらに詳しく調べることができます。
失敗のない土地探しはプロへの依頼が確実!必ず見るべき注意点
自分たちで土地を探そう!と思ってもなかなか実際の目で見た情報がないと、絞るのも難しいです。
不動産会社や工務店、ハウスメーカーなどプロの業者に依頼すると、画像だけではわからない情報や、インターネットや広告で公開する前に出てくる良い物件も、いち早く知ることができます。
自治体による土地制限や住宅地域の細かいルールなどもあり、調べるのが難しい知識もあるため安心です。
自分たちだけで土地を先に購入すると住宅ローンの適用ができなくなることもあり、プロに頼めば「建物の費用と土地の費用をひとつの窓口で住宅ローンが適用できる」というメリットもあります。
建ぺい率・容積率、建築制限のチェック
土地を探すときに、必須なのが建ぺい率や容積率のチェック。
建ぺい率や容積率が合わないと、イメージしていた広さの建物が叶わない!となる可能性があります。
また、建築基準法では道路の幅や距離によって家の高さを制限していたり、民法によって、隣地境界線から家をどれだけ離さなくてはならないかも決められています。
どこまで建物を建てられる土地なのか建築制限の確認は忘れずにしましょう。
形状や高低差のチェック
最寄り駅までの道や、隣地や道路までがフラットかもチェックポイント。
あまりに急坂だと冬に道路の凍結が怖い、隣地や道路との高低差が1m以上ある場合には擁壁工事をしなければならない、などの問題があります。
インフラの整備状況のチェック
上下水道が土地まで引き込まれているか、ガス管の埋設があるかも重要です。
水管が遠い場合、つなぐために大きな費用負担がかかってしまいます。
また、ガス管の埋設がない場合も配管工事が必要となります。
これらのチェックは自分たちだけだと難しいため、プロに依頼しての土地探しはやはり安心といえます!
住めば都は本当!土地探しのコツは「頭を柔らかく視野を広げる」
誰しも住んだことも行ったこともない土地を勧められても、暮らしが想像できず不安になって「ヤダ!」と言うのは仕方ないです。
でも、実際に住んでいるお客様の話をしたり、エリアの環境を説明したり、生活背景が見えてくると「そこに住んでもいいかな」と気持ちに変わってきます。
そういう風に納得されたCOZYのお客様は、自分たちが求める暮らしを実現し「住めば都」を実感されているんです。
もしどうしても場所を第一条件にするなら、注文住宅ではなく建て売りを選ぶ方法もありますが、せっかくのマイホームを「自分でコーディネートしたい」「お家作りも家族の思い出にしたい」という方は、ちょっと頭を柔らかくして視野を広げてみましょう。
札幌COZYお家の相談窓口ではお客様に安心して家作りをしていただくため、土地や家のことからお金のことまで、何でも相談できる無料の窓口を開設しています!
こんな初歩的なこと聞いても大丈夫かな?という簡単な疑問へもすべて対応しますので、ぜひお気軽に足を運んでみてくださいね♪