札幌の一戸建ては雪かき対策が大切!楽にする方法や新築時の工夫も
こんにちは。COZYの川筋です。
ウインタースポーツが好きな人にとって、北海道の雪はとても魅力的に感じるかと思います。
その一方で、毎年雪虫を見かける季節になると「ああ今年も雪が降るなぁ」と憂鬱になる方も多いようです。
皆さんが一番頭を悩ませるのは雪かきの問題ですよね。
時間も体力も奪われるし、雪を捨てる場所を巡ってご近所トラブルに発展する可能性も…。
札幌で新築一戸建ての購入を考えているなら、家を建てる前だからこそできる工夫があります。
このコラムが冬ならではのお悩みを解消する際のお役に立てば幸いです。
札幌の一戸建てで雪かきはどうしてる?楽にできる方法とは?
札幌で一戸建てに住んでいる皆さんは、雪かきを楽にするためにどんな方法をとっているでしょうか。
いくつかご紹介していきますね。
除雪機
一番ポピュラーなのは除雪機だと思います。
手作業で雪を運ぶのに比べて楽ですし、時間も大幅に短縮できます。
ただ、機械で飛ばした雪を積む場所が必要なので、そのためのスペースがないと意味がありません。
ごく小さな範囲であれば手作業の方が早いというケースもありますね。
融雪槽
融雪槽の種類には埋設式と移動式とがあり、中に雪を入れると熱で溶かしてくれます。
雪を捨てるスペースがないようなお宅には便利ですね。
ただ、あまりにも雪の量が多いと溶けるのに時間がかかる上、電気代や灯油代といったコストも上がります。
初期費用とランニングコストがかかる点も注意が必要です。
ロードヒーティング
ロードヒーティングとは、地中にパイプを埋めて地面を温め、降ってくる雪を溶かす設備のこと。
広範囲でも対応でき、通常の降雪なら自分で雪かきする必要がほとんどないので楽ですね。
センサーで降雪時だけ稼働するタイプはランニングコストを節約できますが、それでもけっこうな額の光熱費が発生します。
ロードヒーティングを設置するための初期費用がかかることや、重量のある車を置いて破損した場合などの修理費が高額となることも知っておきましょう。
カーポート
カーポートを設置することで、毎朝の車の雪下ろしがなくなるのは大きなメリット。
玄関ポーチと隣接させれば外出時の雪かきもごく軽い作業で済むでしょう。
費用もそれほど高くないので、家を建てて一度冬を経験した方が採用するケースも多いです。
ただし基本的に横からの風雪は入り込みますから、吹雪のあとは対処が必要です。
カーポートについては以前のコラムでも取り上げていますので、こちらもご参照ください。
除雪・排雪業者に依頼
車がたくさん停められる駐車場などを所有していて、定期的に広い範囲の除排雪が必要なお宅なら、業者さんとシーズン契約してしまえば一冬を安心して過ごせます。
業者さんによって金額にかなり差がある場合もありますので、複数社の見積もりを取って比較するといいでしょう。
人力でやるか重機を使うかでも金額が大きく異なりますから、きちんと予算を立ててから依頼するか考えるのがおすすめ。
自治体にもよりますが、地元の中高生がボランティアでやってくれるような施策があるところだと、料金を抑えることができます。
札幌の一戸建ての雪かきが楽になる!新築時に考えるべきポイント
札幌で新築一戸建てを建てることを考えているなら、雪かきを楽にするためにも土地の使い方の工夫をすることが大切です。
新築時に考えるべきポイントをご紹介します。
ポイント1:前面道路と玄関との距離を短くなるように住宅を配置する
道路ギリギリに住宅を配置すれば雪かき要らずです。
駐車スペースをお家の前に作る場合はそうはいきませんが、先ほどもご紹介したカーポートの採用はいかがでしょうか?
これなら道路と玄関が離れていてもカーポートの下は雪が少なくて済みますから、雪かきの負担も減るはずです。
カーポートは家を建ててからでも施工可能ですが、新築時に一括してメーカーに依頼することで住宅ローンに組み込めます。
さらに、新築の際は生活動線や住宅内の日当たりなどを考慮してカーポートを配置することができるので、家を建てる前に検討することをおすすめします。
ポイント2:雪を置くスペースを用意しておく
雪を置く場所が敷地内にないと、地域で定められた雪捨て場までソリに積み込んで運ぶか、排雪業者に依頼して持って行ってもらうことになるので、手間やお金がかかります。
そのため、敷地内に雪を置くスペースを用意することがおすすめです。
お庭があれば冬はその一角を雪を置く場所として使うといいと思います。
お庭がない場合、例えば駐車スペースが2台分あるなら、冬は1台分を使わないで雪置き場にすることも考えておきましょう。
駐車スペースを雪置き場にするケースでは、僕の場合、オーナー様が置きたい車の大きさを事前に確認することにしています。
軽自動車か大型の車かで駐車スペースのサイズもだいぶ違ってくるので、それによって除雪の必要な範囲も変わってくるんですよね。
駐車スペースも「広ければいい」というものではないんです。
ポイント3:建てたい家の大きさに見合った広さの土地を選ぶ
駐車スペースと同様、土地も「広ければいい」というものではありません。
建てたいお家よりだいぶ広い土地を選んでしまうと、当然除雪の範囲は広がります。
前面道路ギリギリに建てるのであればまだいいですが、敷地の奥の方に建ててしまうと、玄関から道路までの距離が長くなってしまいます。
自分たちに必要なサイズはどのくらいか、事前によく検討しておくことが大切です。
こちらの記事では札幌の土地の相場について解説しています。ぜひ参考にしてください。
札幌では新築一戸建て住宅の相場はどのくらい?相場は「土地+建物」で考えよう
札幌の一戸建てで雪かきが心配ならインナーガレージもおすすめ
札幌の一戸建てにお住まいの方が雪かきを一番面倒だと感じるのは、やっぱり朝出かける前の車の雪下ろしと車周りの雪をかく時ではないでしょうか?
車庫とお家を一体化させてしまうインナーガレージを採用すれば、そのお悩みは解消されますよ!
また、インナーガレージは愛車やバイクなどを風雪や盗難から守れるだけでなく、ガレージから直接家の中に入れるので、買い物してきた時に荷物の移動がしやすいというメリットも。
ほかにも、アウトドア用品を収納したり、ガレージ自体を趣味のスペースとして使えたりと、工夫次第でいろいろな使い方ができるところが喜ばれています。
僕が担当したオーナー様の中には、「駅近くの狭小地で駐車スペースが取れないけれどインナーガレージにしたおかげで車を置けてよかった」という方もいらっしゃいます。
建築費用は250万円ほど上がりますが、雪かきに手間をかけたくない、アウトドア趣味を楽しむスペースが欲しい、生活動線を便利にしたい…など、理想のライフスタイルを考えながら、ぜひ検討してみてくださいね!
インナーガレージは1階の間取りに制約は出てくるものの、「雪かきの手間を軽減できるなら」と検討される方が増えてきているように思います。
例えばCOZYなら、1階をガレージ+ユーティリティスペース+1部屋、2階をリビング+2部屋とするプランがあります。
COZYは、札幌および近郊で30年以上住宅建築に携わっていますから、当然除雪も加味したプランニングを行い、それに基づいてさまざまな角度からお客様のご希望に沿うご提案をしています。
また、「外にガレージやカーポートを作りたい」といったご相談に対しても、自社に外構の専門部署がありますので、住宅と共にトータルでのご提案ができるところが強みです。
雪のお悩みはもちろん、お家づくりに関することなら何でもお手伝いしますので、気軽にご相談にお越しください。
ガレージに関するこちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
札幌で新築一戸建てを建てるなら車庫はどうする?ガレージの種類と魅力
新築一戸建ての雪かき対策では配置の工夫やインナーガレージの採用を
札幌で一戸建てにお住まいの皆さんは、除雪機や融雪槽、ロードヒーティングといった設備を使って雪かき対策をしています。
雪かきの手間そのものを省くものとしては、カーポートや除排雪業者に依頼するのも有効です。
札幌で新築一戸建てを建てようとお考えなら、建てる前だからこそできる工夫があります。
前面道路と玄関との距離を短く作る、雪を置くスペースを想定した土地の使い方を考えておく、建てたい家の大きさに合った土地を選ぶこと、この3つのポイントを確認しておきましょう。
最近は、車庫と住宅とを一体化させるインナーガレージも人気。
車周りの雪かきの手間が省けるほかに、荷物の積み下ろしが楽、防犯性が高まる、収納や趣味のスペースとして使える、狭小地でも駐車スペースが作れるといったメリットがあります。
1階の間取りに制限がある、建築費用が250万ほど上がるといったデメリットもありますが、叶えたいライフスタイルと相談しながら、ぜひ採用も検討してみてくださいね!