外壁材の種類はどれがいい?それぞれの特徴やテイスト選びの方法も
こんにちは。COZYの山地です。
外から見たお家の印象を大きく左右するのが外壁材です。
でも、内装には細かい部分まであれこれご要望があっても、外壁材に関しては「好みの色であれば」と、それほどこだわらない人も多いように思います。
外壁材って本当にバリエーションに富んでいるので、今回のコラムが選ぶ時の参考になればうれしいです。
外壁材の種類とは?メリット&デメリットも
外壁材の材質にはさまざまな種類がありますが、現在の一般的な新築住宅では窯業系もしくは金属系サイディングが主流となっています。
ここではその2つについて詳しくご紹介しますね。
窯業系サイディング
原料である繊維質やセメントを窯の中で高熱処理して作られるため、「窯業系」と呼ばれています。
<メリット>
大量生産できるので外壁材の中では手頃な価格で、レンガ調や石目調など色や柄のバリエーションが豊富。
耐火性に優れている。
<デメリット>
表面の塗膜が剥がれてくると防水性が低くなる。
塗膜やコーキングのメンテナンスの目安が8〜10年ごとと比較的短い。
窯業系の外壁材は厚さによって14mmと16mmとに分かれ、それぞれ施工方法が異なります。
14mmは釘で打ち付けますが、16mmは下地に専用金具を留め付け、そこに引っ掛けるようにして継いでいく方式。
14mmの場合、釘頭が表面に出るので塗装をして外壁の色となじむようにしますが、時間とともに塗料が剥がれてくると「釘が目立つ」と気にする方も。
COZYは以前14mmを使っていましたが、やはりお客様からそのような声が多かったので、今は16mmを標準仕様としています。
金属系サイディング
外壁材の中では比較的新しい材質で、アルミやガルバリウム鋼板がよく知られています。
<メリット>
比較的軽量であるため、地震で揺れても破損しにくい。
断熱材が入っているので断熱性に優れ、水を通しにくいことから凍結にも強い。
<デメリット>
デザインがある程度限られ、ほかの外壁材と比べて価格が高め。
ひび割れには強い半面、表面に傷がつきやすく、時間が経つと錆が出ることも。
一口に金属系といっても特性は素材それぞれで違う部分もありますので、メリット・デメリットはご参考まで。
シンプルで無機質なイメージを好む方や、新しもの好きの方に選ばれることが多いです。
ちなみにCOZYではガルバリウム鋼板を採用していません。
どうしてもという方には当社「ジョンソンホームズ」が扱う「inZONE(インゾーネ)」などのブランドをご案内しています。
このほか外壁材の種類には、以下のようなものがあります。
モルタル
日本の住宅の外壁としては、数十年前まで主流を占めていました。
砂とセメントを混ぜたものを壁に塗り仕上げるのでデザイン性が高く温かみがありますが、施工期間が長めでコストがかかり、職人の技量も求められます。
ALCパネル
軽量気泡コンクリートをパネル状に加工したものです。
高層ビルや公共施設等にも使用されるほど機能性は高いですが、その分高価です。
樹脂系
塩ビ樹脂でできているので非常に軽く、耐衝撃性、耐水性も高い。
メンテナンスもそれほど手がかからないとあって、外壁材としては優秀ですが…。
北アメリカではシェア50%を占めると言われている一方、日本では取り扱いメーカーや対応できる施工業者が限られているため、1%程度しか普及していません。
木質系
塗装と不燃処理を施した無垢材を使います。
断熱性は高いのですが、水に弱いため年月とともに変色・腐食の恐れが高まり、メンテナンスにはけっこうコストがかかります。
タイル
タイルそのものは耐久性が高く、メンテナンスコストも抑えられますが、初期費用が非常に高くなる傾向にあります。
職人の技量が十分でないと数年程度で補修が必要になる場合もあるので、依頼先の見極めも重要です。
COZYは外壁の種類でも個性を表現!新しくなった選べる4テイスト
実はCOZY、2020年10月にリニューアルしました!
元々、規格住宅でありながら豊富なデザインを用意し、オーナー様のお好きなテイストを取り入れたお家づくりができることはCOZYの強みの一つ。
さらに当社には「ナチュリエスタジオ」という直営インテリアショップがあります。
今回のリニューアルではこれらの長所を生かし、お家の外観とインテリアのトータルコーディネートをより考えやすくする4つのデザインテイストが登場しました。
外壁のイメージと併せてご紹介しますね。
【SHIROKUMA】シロクマ
「ホワイトを基調に北欧らしいカラーを組み合わせて、シンプルであたたかみのある空間に」
外壁は流行のグレイッシュカラーに、窓枠などで白やブルー系のアクセントを加えるのがおすすめです。
【ESPRESSO】エスプレッソ
「ダークカラーと濃い木目をメインに取り入れて、大人の落ち着きを感じられるかっこいい区間に」
外壁は濃いグレーに木目調の玄関ドア、アイアンを意識した黒い窓枠などを合わせてブルックリンテイストを意識しています。
【SABOTEN】サボテン
「長く使い込んだようなシャビーな風合いを持った、海辺で過ごすように心地いい空間に」
外壁はアメリカ西海岸に似合う古木調の質感を表現しながら、どこかアウトドアテイストを感じさせます。
【LINEN】リネン
「ナチュラルな木目とベージュを組み合わせて、どこかチカラの抜けた空間に」
外壁は木目調のサイディングと白壁をバランスよく配置し、帰宅した時にホッとするような優しさで迎えてくれるお家をイメージしました。
以上4つのデザインテイストを基本に、専属のコーディーネーターが付いてお客様それぞれの個性を取り入れながらお家づくりを進めていきます。
COZYの外壁に関しては、1色で統一するパターンと2色で貼り分けするパターンのいずれかを選んでいただくことも可能です。
また、軒天と呼ばれる玄関ポーチの上部の色はこれまで白だけでしたが、リニューアルをきっかけに木目調も選べるようになりました。
提案する側の私たちも、お客様と一緒にコーディネートを考えることを今まで以上に楽しんでいます!
外壁材は種類が豊富!選ぶときのポイントは?
COZYの場合はあらかじめデザインした4テイストから選んでいただけますが、いきなり「外壁どうする?」と考え始めると迷ってしまいますよね。
まずデザインの面で私が個人的におすすめしたいのは「明るすぎず暗すぎず」という色味。
真っ白や真っ黒は確かにかっこいいんですけれど、住んでいるうちに汚れが目立ってきてしまいます。
明るめならアイボリー、暗めならネイビーやグレーなど中間色を使うと少し汚れてもあまり気にならないと思います。
内装とのトーナルコーディネートという意味では、内装を可愛らしく整えてたいという方には外壁も柔らかな色味がマッチするでしょう。
スタイリッシュなテイストがお好みなら、外壁はシックな感じ…とか、ケースバイケーです。
インテリア雑誌やインスタグラムなどを活用して参考画像を集め、イメージを膨らませておくといいですよ。
このほか外壁材に関しては、見た目だけでなく今後のメンテナンスもしっかり考えて検討するのがポイントです。
窯業系の場合、一般に8〜10年ごとのメンテナンスが推奨されており、その費用は30年で250万円になるといわれています。
COZYでは高品質のコーティングを施すことで、これまでは15年程度のメンテナンスを推奨してきました。
ですが、今回のリニューアルではメーカーさんに協力していただき、耐久性により優れたプレミアムクラスの外壁材を採用。
10年目20年目の塗り替えは不要となり、費用は一般の窯業系外壁材を使った場合より185万円抑えられると試算されています。
さらに塗膜の変色・褪色30年保証もついています。(COZYの標準仕様についてもご参考ください!)
お家の性能を保つのに、メンテナンスはどうしても必要です。
外壁であれば外壁材そのものの洗浄・補修などのほかに足場代もかなりの額がかかります。
もし外壁材の質を上げて初期費用が少し高くなっても、住んだ後にかかるメンテナンス費用と比べてみると、かえってお得になるかもしれません。
また、外壁がなるべくよい状態を保つためには立地条件も考慮した方がいい場合があります。
同じ外壁材を同じ期間使っていても、例えば交通量の多い場所だと排気ガスや砂埃が影響して、交通量の少ない場所より汚れがついてしまいます。
海が近い土地なら、金属系の外壁材を選ぶと潮風で劣化が早いので、メンテナンスを頻繁に行う必要があります。
立地に関して少しでも不安なことがあれば、ハウスメーカーの担当者や設計士に相談しながら進めるといいですね。
外壁の種類を選ぶ時はメンテナンスまで考えて
外壁材にはさまざまな種類がありますが、現在の新築住宅ではバリエーション豊富で価格が手頃な窯業系サイディングが主流。
スタイリッシュなデザインを好む人には金属系サイディングも人気があります。
外壁はお家の印象を左右する部分でもありますが、汚れを目立たせないためには中間色を選ぶのが無難。
デザインだけでなく機能性にも注目すると、将来的にメンテナンスコストを抑えることにも繋がります。
COZYのお家は、2020年10月のリニューアルによって4つのデザインテイストから外壁を選べるようになり、外観と内装のトータルコーディネートが楽しめます。
「シンプルで高性能な規格住宅」を目指して、30年保証のプレミアム外壁材をはじめ、標準仕様をグレードアップしました!
外壁についてのご相談はもちろん、新しくなったCOZYをもっと知りたいという方もぜひお気軽にショールームやモデルハウス見学をご予約ください。