土地坪数の目安を解説!一般的な坪数や坪数による暮らしの変化

こんにちは。COZYの屋敷です。
お家を建てるには、まず土地を確保しなければなりません。
でも初めてだと何を基準に選んでいいかわかりませんよね。
当社へお見えになるお客様の中にも、「どれくらいの坪数があればいいの?」「坪数が違うと暮らしはどんなふうに変わるの?」と質問される方がいらっしゃいます。
国土交通省では世帯人数に合わせた目標面積を数字で示していますが、このコラムではもう少し具体的に、みなさんがイメージしやすい方法で坪数のお話をしたいと思います。
新築を建てる土地坪数の目安はどのくらい?札幌の平均坪数は?
新築を建てるときの坪数は、全国平均で約40坪、札幌だと50坪前後です。
ただ札幌の場合は交通の利便性によって数字が変わってきて、地下鉄駅の近くなら40坪もしくはもっとコンパクトに。
通勤通学にバスを使うような地域であれば、50坪以上になってくるところも多いです。
全道と考えると札幌は都市部ですから、いずれにしても道内ではコンパクトな方だと思います。
住宅の大きさでいえば、北海道では35坪が平均値といわれていて、札幌だと33坪くらいがリアルなところでしょう。
札幌とそれ以外で家の広さはそこまで大きく違いませんが、土地の広さにはけっこう差がありますね。
「札幌で平均的な坪数とは?住みやすい広さを決めるポイントを伝授」では、札幌で家を建てる場合の平均坪数をベースに、どのように家のサイズを決めていったらいいか解説しています。
こちらも併せてご覧くださいね。
40坪・50坪・60坪、土地の坪数ごとにどんな暮らしができる?
それでは土地の坪数の違いによって、暮らし方がどう変わるかを説明していきます。
【40坪】…25~27坪・3LDKの家に3人家族で住む
土地の形にもよりますが、40坪くらいの土地だと25~27坪くらいのお家で3LDKというパターンが多いです。
建物以外の土地は車1台、停め方によっては2台いけるかな…という広さの駐車スペースとして使うイメージですね。
カーポートを設置するにはけっこうキチキチです。
お家の間取りは3LDKが一般的。
ご夫婦とお子さん1人の3人家族が限界かなと思いますが、将来お子さんが巣立っていく前提なら、マンションの3LDKよりも広いので、暮らしに不便を感じることはなさそうです。
忙しい方などは、コンパクトな分、掃除の範囲が狭くて済むことがメリットになるかも。
【50坪】…27~33坪・4LDKの家に4人家族で住む
50坪になるとお家も少し大きくなって、4LDKが実現します。
1階に1部屋増えるパターンが多いですね。
家事をしながらお子さんを遊ばせたり、来客を泊めたりするスペースがほしいという方はこの部屋を利用できます。
外構ではカーポートに現実味が出てくる坪数になります。
お庭がほしい方だと、建物の幅×2メートルくらいのスペースにお花を植えたりすることはできるでしょう。
リビングのだいたい半分くらいの広さです。
坪数ごとの違いについて、お家の外はなかなかイメージしづらいかもしれませんが、実は土地の広さよりも間口の広さの方が暮らし方に影響します。
仮に土地が60坪あったとしても、道路に面している側が10メートル以下と狭いと、3LDKにせざるを得ない場合がほとんどです。
このお家に「もう1部屋」を造るとしたら縦長のリビングの奥に配置するくらいしかないでしょう。
みなさんがイメージするような「リビング横のフリールーム」とはちょっと違う感覚になるかもしれませんね。
4人家族の住まいなら、「4人家族の新築に必要な坪数とは?理想のサイズと間取りを解説!」もぜひ参考にしてくださいね。
【60坪】…33~35坪超・5LDKの家に5人家族で住む
60坪あると5人家族でも十分。
この坪数で人気があるのは33坪くらいのお家で、これだと5LDKもいけますし、35坪以上でもまだ余裕があります。
ご家族の人数が多くてもプライベート空間を確保しつつ、ゆとりをもって暮らせるサイズです。
広めのリビングがほしいといったご要望も実現しやすくなります。
外はガーデニングにも十分な広さがありますし、車が趣味の方やお友達を招きたい方なら4台は停められます。
お隣との距離感を持てるようになるので、駐車スペースでバーベキューを楽しむのもいいですね。
平均坪数の土地ではどんな間取りになる?もう1部屋ほしいときは?
札幌で新築注文住宅を建てる際の平均坪数は40坪程度、地下鉄沿線で考える方は3LDKのお家が多いです。
なぜかというと、40坪・3LDKが人気だからというよりも、現在の札幌では利便性のいい地下鉄沿線の土地が入手困難なので、45坪前後の土地しか出てこないから。
暮らし方は、坪数よりもどこに住むかという点に左右される部分の方が大きいと僕は考えていますが、ここでは平均坪数の土地を入手したとして話を進めます。
40坪の土地に3LDKのお家を建てるとなると、1階にLDKとユーティリティ、2階に主寝室1室、子ども供部屋2室という間取りが一般的です。
先ほど書いたようにお家は25~27坪とコンパクトなので、もう1部屋ほしいという場合はなかなか厳しいですが、不可能ではありません。
例えば1階にフリールームがあったらいいなという方は、お風呂を2階に上げてしまえば1階にスペースが確保できます。
寝室とお風呂が1つの動線で結ばれるので洗濯物の移動が楽になったりして、実はCOZYでも人気の間取りプランの一つなんですよ。
あとはコロナ禍でテレワークのスペースがほしい方も増えていますね。
こちらに関しては寝室の一角にカウンターや棚を作り付けるとか、3畳ほどの収納を仕事場として使いやすくカスタマイズするとかいった工夫で実現可能。
「1部屋ほしい」理由をよくよく聞くと、6畳とか8畳とかの広いお部屋でなくても事足りるケースは珍しくありません。
40坪で4LDKも、目的とやり方次第で対応できる場合があるので、ハウスメーカーや不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。
土地の坪数の目安にとらわれすぎず、やりたいことや大切にしたいことを優先した土地選びを
札幌では40坪・3LDKが平均ですが、50坪、60坪と土地が広くなるほどに叶う暮らしの幅も広がります。
家族の人数や希望の間取りで坪数を決めてもいいですが、単純に「平均だからこれでいい」としてしまうのはもったいないです。
平均的な40坪の土地でいいのであれば札幌市内どこでもいいということになります。
しかし、例えば庭でバーベキューをやりたいと思うのなら、市街地では隣家との距離が近くて気を遣いますし、もっと広い土地の方がやりやすいはず。
駅から少し遠くても20~30分歩けばそれが叶う土地があるとなったときに、利便性を選ぶか、したい暮らしができる環境を選ぶか。
それは、みなさんそれぞれが何を優先したいかを基準に決めることです。
予算が合わない、希望のエリアで土地が見つからないなどの理由でお家づくりを諦めてしまう人もいます。
ですが、COZYではみなさんのしたい暮らしが最大限叶うようなサポートとアドバイスを心がけています。
間取りプランも豊富にそろえていますので、気軽にご相談にお越しください。